勤怠管理システムは、単なる打刻やシフトの記録ではありません。休暇や勤務スケジュール、さらには勤務形態や雇用形態ごとの管理も不可欠です。たとえ事業規模が小さくても、従来からある紙やExcelを使った管理は効率が悪く、誤りも生じやすいものです。
本記事では、勤怠管理をデジタル化し、業務の効率化を図るための勤怠管理システムに焦点を当て、その概要やメリット・デメリットについて詳しく説明します。さらに、各企業が提供する勤怠管理システムの価格設定や特徴、機能についてもご紹介いたします。
勤怠管理システムの基礎知識
勤怠管理システムは、従業員の労働状況を管理するための重要なツールです。このシステムを利用すると、出勤状況、休暇の取得状況、個別の残業時間など、さまざまな情報を簡単に管理できます。
勤怠管理システムとは?
勤怠管理システムは、従業員の労働状況を正確に記録・集計し、管理するためのシステムです。このシステムを導入することにより、従業員の出退勤情報や休暇の利用状況をリアルタイムで把握することが可能となります。
勤怠管理システムが管理できる主な勤怠情報は以下の通りです。
「出勤状況」は、従業員の出勤時間や遅刻情報から、労働時間を正確に記録する機能です。従業員の勤務時間を適切に管理できるので、給与計算や労働法令の順守に役立ちます。
「休暇の取得状況」は、有給休暇や特別休暇など、従業員の休暇日の取得状況・期限を管理する機能です。従業員の休息とリフレッシュをサポートし、適切な休暇の取得を促進します。
「個別の残業時間」残業時間を正確に記録する機能です。過重労働を防ぎ、従業員の健康や労働環境の向上に貢献します。
勤怠管理システムの主なメリット
勤怠管理システムを導入することは、従業員と企業の双方にさまざまなメリットをもたらします。以下では、従業員側と企業側から見た主なメリットについて詳しく紹介します。
従業員側から見たメリット
従業員側から見た際のメリットは以下の通りです。
- 出退勤の打刻や申請が簡単になる
- 多様な働き方にも対応しやすい
- 自分のスケジュール調整・管理を行いやすくなる
勤怠管理システムを利用することで、従業員は出勤と退勤の時間を簡単かつ確実に記録できるようになります。手作業での勤怠管理に比べて間違いや対応漏れが減少し、正確な労働時間の計算が可能です。また、休暇の申請もシステムを通じて行えるため、従業員は柔軟なワークススタイルを実現しやすくなります。
在宅勤務やリモートワークといった「多様な働き方」に対応したい企業の要望にも応えます。従業員は自宅やオフィス以外の仕事場、出先でも、また使う端末もPCだけでなく、スマートフォン、SNS連携ツールなどで手軽に打刻や勤怠状況を把握できるようになります。
勤怠管理システムは、従業員自身の労働時間や休暇の取得状況もリアルタイムで確認できます。これにより、従業員は自分のスケジュールを調整しやすくなります。これは仕事とプライベートのバランスをとりやすくする重要な観点です。アラート機能があるシステムでは、過重労働を防ぐための警告や、有給休暇の取得を促す通知を受けることもできます。
企業側から見たメリット
勤怠管理システムを企業が導入するメリットには、以下が挙げられます。
- 正確な労働時間の把握
- 業務の効率化
- 人材配置の最適化
勤怠管理システムは、従業員の出退勤時刻を正確に記録し、法令に基づいた労働時間管理を実現します。不正な打刻や勤務時間の申請を防止し、給与計算の正確性を高めることで、法的リスクを軽減できます。
データを自動集計してくれる「レポート機能」、他の業務ツールと連携する「他システムとの連携機能の多様さ、豊富さ」も導入要件に挙げる企業の例が増えています。これらの活用により、従業員の休暇申請やシフト管理も効率的に行えるため、人事や給与業務の負担が軽減します。また、今までタイムカードなどの紙/アナログで管理していたならばペーパーレスにもなり、コスト削減につながります。
勤怠管理システムを活用することで、「労働負担が大きすぎていないか」「部署内メンバーのワークバランスは適切か」といったことの把握、発見もしやすくなります。適切な人材配置により、組織の生産性向上、企業の業績向上に寄与することでしょう。
勤怠管理システムの主な機能
ここからは勤怠管理システムの主要な機能について、従業員向けと管理者向けに分けて説明します。
従業員向けの主な機能
勤怠管理システムの従業員向けの主な機能には、以下のようなものがあります。
従業員向けの主な機能 |
説明 |
打刻機能 |
勤怠管理システムを使用して、PC、スマートフォン、ICカードなどを利用して出退勤時間を記録できます。生体認証やGPS打刻といった不正打刻を防ぐ機能を持つシステムもあります。 |
休暇管理機能 |
有給休暇や特別休暇、残日数などの情報を簡単に確認でき、休暇の申請もシステム上で行えます。 |
シフト作成機能 |
管理者が作成したシフトがスムーズに従業員に通知されます。従業員はオンライン上でシフトの確認と変更申請が可能です。 |
各種申請・承認機能 |
従業員は残業や出張申請、勤務時間変更などをオンライン上で申請し、管理者もオンライン上で迅速に承認または却下できます。 |
アラート機能 |
勤怠管理システムが打刻漏れや長時間労働の予測に対し、従業員と管理者にアラート通知を送って労働法順守と健康管理をサポートします。 |
管理者向けの主な機能
勤怠管理システムで管理者が利用できる主な機能には、以下があります。
管理者向けの主な機能 |
説明 |
勤怠管理機能 |
管理者は組織全体の労働時間と出勤状況をリアルタイムで把握でき、残業時間のトラッキングや休暇申請の処理も行えます。 |
工数管理機能 |
プロジェクトごとの作業工数とコストを追跡し、予算とスケジュールを管理。プロジェクトの効率化とリソース最適化に役立てられます。 |
帳票出力機能 |
給与計算や経営レポート、税務申告などの帳票生成をサポートし、業務プロセスを簡素化できます。 |
勤怠情報の
集計・分析機能 |
勤怠データの集計と分析により、出勤状況や残業パターン、休暇利用率などの情報が得られるため、労働環境の改善とリソース最適化が行えます。 |
他のシステムとの連携機能 |
勤怠管理システムは他の組織内システムと連携ができるものが多くあります。そのため、人事や給与、予算管理などの情報を一元化して管理することが可能です。経営判断や業務改善に役立つでしょう。 |
勤怠管理システムを選ぶポイント
勤怠管理システムには多くの種類があり、勤怠管理に特化したものや工数管理・給与管理・従業員のメンタルヘルス管理など多彩な機能を持つものもあります。ここでは、自社に合うシステムを選ぶポイントを見ていきましょう。
- 自社のニーズに合った機能の有無
- コストパフォーマンス
- 他のシステムとの連携のしやすさ
- システムの提供形態
- UI/UX面の使いやすさ
- サポート体制の充実度
- セキュリティ対策の充実度
- 法令の順守、法改正をサポートする機能/体制の有無
- 無料トライアルの有無
(1)自社のニーズに合った機能の有無
まず「勤怠管理」における自社の業務ニーズを明確にしましょう。自社のニーズ、そして業務の幅や規模によって必要な機能は異なります。例えば、「社員の勤怠管理作業のみ」を効率化したいならばスマホ対応などの機能に特化したシンプルなシステムやアプリが適しています。一方、「経費や給与計算も含めて効率化したい」のであれば、機能が多く、カスタマイズ性の高いシステムが適します。また、業種や企業風土などから、自社独特の機能が必要となることもあります。
具体的な作業としては、「自社にとって必須の機能を実現できるか」を軸に「新たなシステムで、こうしたい、ここを改善したい、こうありたい」といった希望や要素をできるだけ多くリストアップし、「要件」としてまとめるようにするとよいでしょう。
(2)コストパフォーマンス
予算や自社のニーズに応じて成果を発揮できるか、「コストパフォーマンスをどう評価するか」を計画し、要件を定めておくのも重要です。初期費用や月額利用料だけでなく、導入後のメンテナンスや従業員サポート、カスタマイズに必要な費用など考慮しておく必要があります。また、ビジネスの成長や変化に応じて求める機能が増える、変わることも大いにあり得ます。「導入後の機能追加が可能かどうか」のシステムの拡張性を確認しておくのもポイントです。
(3)他のシステムとの連携のしやすさ
勤怠の情報は給与・経費・人事管理などのシステムでも利用するため、「他のシステムとの連携のしやすさ」は多くの企業が要件に挙げるポイントです。例えば、勤怠管理のデータを、給与計算や経費精算のシステムなどへ連携できれば、給与や経費の計算を自動化でき、業務効率化を図れます。具体的には、既に使用しているシステムや導入予定のシステムとの「相性」をチェックするとよいでしょう。
(4)システムの提供形態
ITシステムは一般的に、オンプレミス型とクラウド型に分けられます。オンプレミス型は「自社のサーバへシステムを構築し、自社ですべて運用する」従来型の形式です。クラウド型は「インターネット上のサーバへ構築し、ネットワーク経由でシステムの “機能”を利用できる」形式です。それぞれ向き/不向き、メリット/デメリットはありますが、ここでは近年多くの企業が採用するクラウド型を軸に検討していくことにしましょう。
クラウド型のメリットは、ハードウェア費を軸に資産、設置スペース、初期費用などを抑えられること、必要に応じてサーバのリソースを柔軟に追加・拡張できることです。インターネット経由なのでブラウザやアプリがあれば使える柔軟性の高さと多様性、汎用性のある利用シーンの提供が可能です。反面、「自社専用」に作れるオンプレミス型に対する機能性やカスタマイズ性の低さと、セキュリティリスクに気を付ける必要があります。
(5)UI/UX面の使いやすさ
ユーザーが使いにくいシステムは導入しても利用してもらえません。せっかく新たにシステムを導入しても成果は得られません。クラウド型システムは大抵の場合、多くのシーンに適するよう工夫して設計されていますが、それが「自社のニーズ」と合うかどうかは別の話です。
打刻方法や勤怠確認画面、必要なデータの抽出などがやりやすいか、などを「自社のニーズや目的」目線で確認していきましょう。
(6)サポート体制の充実度
システム提供元の「サポート体制はどうか」を深く考慮しましょう。トラブル時や疑問が生じた際に、適切なサポートが受けられるか確認します。特に、自社で保守・管理を行うことが難しい場合は必須です。
(7)セキュリティ対策の充実度
個人情報や勤怠データが漏洩してしまうと、自社にとって多大な悪影響が及ぶリスクがあります。システムが適切なセキュリティ対策を備えているかを確認しましょう。
(8)法令の順守、法改正をサポートする機能/体制の有無
法律の施行や改正、改定などに合わせて、システムをアップデートできるか、対応してもらえるかどうかも確認しておくべき要件となるでしょう。特に労働に関する法律は定期的に見直しがされ、新しくなります。それに合わせて、会社もシステムも対応、更新していかなければなりません。少なくとも「202*年に改正ありと既に告知・通知の出ている」法改正には対応できる、あるいは想定されているものが望ましいといえます。
(9)無料トライアルの有無
無料プラン、あるいは無料トライアルの用意がある製品ならばぜひ積極的に活用し、検討の材料としましょう。試用により、ある程度の操作感や機能や要件の要/不要などを確認できます。積極的に活用して自社に合うシステムを探してください。
コストを抑えて導入したい 「初期費用0円」の勤怠管理システム10
導入コストを抑えたい場合は、初期費用無料の勤怠管理システムを利用してみてはいかがでしょうか。
KING OF TIME
初期費用 |
0円 |
月額料金 |
300円(税別)/1人 |
利用形態 |
クラウド |
特徴 |
KING OF TIMEでは無償・有償サポートのプランを用意。自社の規模やシステム導入の経験に合わせた利用が可能です。また、導入支援パートナー制度を設けているため、設定や教育、他システムとの連携代行を依頼できます。 |
主な機能 |
・残業時間の管理
・スケジュール・シフト管理
・フレックス・変形労働制
・管理者権限機能
・ワークフロー(申請・承認)
・補助項目機能
・有休管理・休暇管理機能
・アラート管理
・各種給与計算ソフトとの連携
・帳票出力(Excel・CSV・PDF)
・勤務状況確認
・英語対応・海外対応
・働き方改革関連法の設定
・テレワーク・在宅勤務・時差出勤
・データ分析
・人事労務
・給与計算 |
ベンダーのWebサイト |
https://www.kingoftime.jp/ |
レコル
初期費用 |
0円 |
月額料金 |
100円(税別)/1人 |
利用形態 |
クラウド |
特徴 |
基本的なメールや電話によるサポートは無料。導入や教育などの個別サポートは有償です。複数の打刻方法が選べるので、柔軟な勤務体系に適用できます。 |
主な機能 |
・ボタン打刻
・ICカード打刻
・生体認証打刻
・便利な勤怠管理
・勤務集計
・給与ソフトとの連携
・柔軟な設定
・勤務アラート
・有給休暇の管理
・申請承認機能
・勤怠分析機能 |
ベンダーのWebサイト |
https://www.recoru.in/ |
タッチオンタイム
初期費用 |
0円 |
月額料金 |
300円(税別)/1人 |
利用形態 |
クラウド |
特徴 |
追加のオプションを必要とせず、すべての機能を利用可能。また、従量課金制のため、使用した分(打刻人数分)のみの支払いが可能です。 |
主な機能 |
・多様な打刻の種類
・勤怠集計・残業集計
・勤務状況の確認
・スケジュール・シフト管理
・有給休暇・休暇管理機能
・通知・アラート機能
・ワークフロー(申請・承認)
・働き方改革関連法対応
・外部サービス連携
・柔軟な設定 |
ベンダーのWebサイト |
https://www.kintaisystem.com/ |
ICタイムリコーダー
初期費用 |
0円 |
月額料金 |
200円(税別)/1人 |
利用形態 |
クラウド |
特徴 |
サポートだけでなく、バージョンアップも無料です。また、必要な端末が無い場合はあわせて購入もできます。 |
主な機能 |
・さまざまな打刻(ICカード・専用ICタイムレコーダー・WEBやスマホ)
・勤務体系管理(日毎や月毎などさまざまな勤怠の集計)
・給与連携(各種給与ソフトと連携可能)
・権限管理(管理部門・管理職・一般社員など複雑な権限の設定)
・シフト管理
・申請・承認機能(残業・休日出勤や有給休暇などの申請) |
ベンダーのWebサイト |
https://web.ic-tr.jp/ |
CLOUZA
初期費用 |
0円 |
月額料金 |
200円(税別)/1人 |
利用形態 |
クラウド |
特徴 |
スマートフォンやタブレットなど、マルチデバイスに対応。アプリを使用するため、初めての勤怠管理システムでも使いやすいでしょう。 |
主な機能 |
・リアルタイム管理
・見やすい集計画面
・シフト管理
・外部ソフト連携
・位置情報確認
・PDF出力
・カンタン設定
・アラート機能
・年次有給休暇管理
・申請承認ワークフロー
・在宅勤務管理 |
ベンダーのWebサイト |
https://clouza.jp/ |
ハーモス勤怠
初期費用 |
0円 |
月額料金 |
100円(税別)~/1人 |
利用形態 |
クラウド |
特徴 |
利用人数が30人以下なら、基本機能が使える無料プランを利用できます。また、31人以上でもシステムへの登録人数が30人以下の場合は無料プランが利用可能です。 |
主な機能 |
・打刻データ・勤務データ(日時勤怠管理・状況・修正)
・申請・承認
・勤怠データ出力(CSV出力)
・勤怠レポート(日次グラフ・月次グラフ・勤怠エラーレポート)
・勤怠アラート
・残業アラート
・有給・休暇管理(休暇設定・修正・区分)
・あらゆる勤務形態に対応
・就業規則に対応(打刻、端数処理・オリジナル時間帯集計) |
ベンダーのWebサイト |
https://hrmos.co/kintai/ |
ジョブカン勤怠管理
初期費用 |
0円 |
月額料金 |
200円~500円(税別)/1人(500人以上は要問合せ) |
利用形態 |
クラウド |
特徴 |
出勤管理・シフト管理・休暇・申請管理・工数管理(単独利用不可)の4つから、自社に合う機能を組み合わせて利用できます。また、無料プランも用意されています。 |
主な機能 |
・出勤管理
・シフト管理
・休暇・申請管理
・スマートフォン(モバイル)操作
・工数管理
・集計
・超過労働対策
・外国語表示
・医療機関特化 |
ベンダーのWebサイト |
https://jobcan.ne.jp/ |
Kincone
初期費用 |
0円 |
月額料金 |
200円(税別)/1人 |
利用形態 |
クラウド |
特徴 |
交通系ICカードやSlack、Chartwork、LINE WORKSなどのチャット打刻にも対応。また、初めてのシステム導入でも最短10分で設定可能な使いやすさが特徴です。 |
主な機能 |
・見やすい管理画面
・多彩な打刻方法
・アラート機能
・GPSで打刻場所表示
・さまざまな労働条件の設定
・休暇タイプの設定
・外部システム連携
・CSV出力・Excel出力
・継続的な機能改善 |
ベンダーのWebサイト |
https://www.kincone.com/ |
AKASHI
初期費用 |
0円 |
月額料金 |
200円(税別)~/1人 |
利用形態 |
クラウド |
特徴 |
中小企業から大企業まで、さまざまな働き方に対応可。SONYグループの強みを活かした使いやすさも魅力です。 |
主な機能 |
・多様な打刻方法
・テレワーク機能
・36協定設定
・年休管理簿
・工数管理 |
ベンダーのWebサイト |
https://ak4.jp/ |
セコムあんしん勤怠管理サービス KING OF TIME Edition
初期費用 |
0円 |
月額料金 |
330円(税込)/1人 |
利用形態 |
クラウド |
特徴 |
従量課金制のためコストを抑えたシステム導入が可能。連携できる外部サービスも随時増やしており、サービスとしての使いやすさを高めています。 |
主な機能 |
・勤怠確認
・残業管理
・各種給与計算ソフトとの連携
・休暇管理
・スケジュール管理
・さまざまな就業ルールに対応
・申請承認機能
・アラート機能
・帳票出力
・管理者権限機能
・データ分析 |
ベンダーのWebサイト |
https://www.secomtrust.net/service/kot/index.html |
他業務とも連携したい 連携機能に定評のある勤怠管理システム10選
勤怠管理とともに、工数管理や人事・労務といったバックオフィス業務をサポートする機能を持つ勤怠管理システムを紹介します。
Time-R
初期費用 |
1万1000円(税込み/スタンダード)、3万3000円(税込み/Plus)、要問合せ(Alpha) |
月額料金 |
110円(税込)~/1人 |
利用形態 |
クラウド |
特徴 |
勤怠管理システムの他に、アンケートやお知らせ機能、アルコール検知の記録など、業界によってあると便利な機能も利用できます。 |
主な機能 |
・勤務時間の管理・集計ルール設定
・残業の申請・承認・集計
・有給休暇等の申請・承認・集計
・不正打刻対策
・シフト勤務管理
・管理者権限設定
・マイページ機能
・アンケート・お知らせ機能
・帳票出力・給与ソフト連携
・アルコール検知の記録 |
ベンダーのWebサイト |
https://www.time-r.com/ |
マネーフォワードクラウド勤怠
初期費用 |
要見積り |
月額料金 |
小規模事業者向け/3980円・中小企業向け/5980円、50名以上は要問合せ |
利用形態 |
クラウド |
特徴 |
人事・労務、経理などマネーフォークラウドの他サービスとの連携が可能。バックオフィス業務の一元管理が行えます。 |
主な機能 |
・勤怠管理
・ワークフロー申請
・有給休暇管理
・各種アラート機能
・シフト管理
・勤怠データの自動集計
・スマートフォン対応
・人事労務サービス連携 |
ベンダーのWebサイト |
https://biz.moneyforward.com/attendance/ |
チムスピ勤怠
初期費用 |
無料 |
月額料金 |
300円/人~(税別) |
利用形態 |
クラウド |
特徴 |
freee勤怠管理Plusは、38万事業所で利用されているfreeeシリーズの勤怠管理に特化したシステムで、「初期費用0円・1ユーザー月額300円」で利用可能です。勤怠管理をペーパーレス化し、転記や集計などにかかる業務負荷を減らすことで管理を効率化を実現します。 |
主な機能 |
・勤怠打刻機能
・集計機能
・承認機能
・各種申請機能 |
ベンダーのWebサイト |
https://www.freee.co.jp/time-tracking-plus/ |
CYBER XEED 就業
Shachihata Cloud
初期費用 |
初回購入時は月額550円(税込)以上の購入が必須 |
月額料金 |
110円(エントリープラン)、330円(ベーシックプラン)、440円(プレミアムプラン)、550円(エンタープライズプラン)※価格はすべて税込 |
利用形態 |
クラウド |
特徴 |
Shachihata Cloudは、オフィスツールやグループウェア機能をまとめて使用できるシステム。勤怠管理システムもその内の1つです。DX化を推進したい企業に向いています。 |
主な機能 |
・電子印鑑(氏名印・日付印)
・ゲストユーザー(認印・カスタム印)
・1回覧10ファイル添付可能
・回覧ルート保存
・承認者ファイル追加
・マイページ
・企業内のポータル
・掲示板
・名刺フォルダ
・利用者名簿
・スマートフォンネイティブアプリ
・勤怠スケジュール管理(タイムカード・スケジューラ)
・ファイル保存1年間
・ファイル保存容量1GB
・50MBまでアップロード可能
・Word/ExcelをPDFに変換 |
ベンダーのWebサイト |
https://dstmp.shachihata.co.jp/ |
多機能/カスタマイズ対応性が高いと評価のある勤怠管理システム9選
カスタマイズ要件が多い企業向けに評価の高い勤怠管理システムを紹介します。
TIME-3X
初期費用 |
要問合せ |
月額料金 |
要問合せ |
利用形態 |
オンプレミス |
特徴 |
マルチカンパニー対応のため、複数の事業所を持つ企業も利用できます。オンプレミス型のため、自社に合わせたカスタマイズがしやすいのも特徴です。 |
主な機能 |
・勤務月報
・個人スケジュール訂正
・個人別休暇残確認
・申請処理(諸届タイプ・日次タイプ・月次)
・代行設定
・検温状況確認
・所属別勤務状況確認
・年間実績参照
・勤務データ訂正
・累計参照
・勤務実績表出力
・一括スケジュール訂正
・所属別休暇残確認
・36協定登録(個人別)
・36協定チェック
・健康診断チェック
・自由検索
・ファイル変換
・承認処理(日次タイプ・諸届タイプ)
・承認状況確認
・承認処理(月次)
・承認状況確認(月次)
・承認者変更
・勤務間インターバル違反者出力 |
ベンダーのWebサイト |
https://www.msr.co.jp/time3/ |
Universal 勤次郎
初期費用 |
要問合せ |
月額料金 |
要問合せ |
利用形態 |
クラウド・オンプレミス |
特徴 |
医療や流通、小売業など60以上の業種で採用されている勤怠管理システムです。専属のSEが、導入から運用開始までサポートしてくれます。 |
主な機能 |
・ダッシュボード
・出退勤
・スマートフォン対応
・残業管理
・休暇管理
・申請承認
・アラーム通知
・シフト管理
・シフト応援
・工数管理 |
ベンダーのWebサイト |
https://www.kinjiro-e.com/uk-lp/ |
キンタイミライ
初期費用 |
要問合せ |
月額料金 |
要問合せ |
利用形態 |
クラウド |
特徴 |
iPad打刻システムを搭載。二次元バーコードを使って、簡単な操作で打刻ができます。その他にも豊富な打刻方法や管理機能のカスタマイズも可能です。 |
主な機能 |
・勤務時間等の集計
・打刻関連機能
・リアルタイム確認
・シフト管理
・休日・休暇管理
・変形労働制・フレックス
・ワークフロー(申請・承認)
・勤怠確定
・アラート
・36協定・働き方改革
・給与データ出力
・分析データ・帳票
・予実管理
・システム間連携 |
ベンダーのWebサイト |
https://kintaimirai.jp/ |
リシテア/就業管理
初期費用 |
要問合せ |
月額料金 |
要問合せ |
利用形態 |
クラウド |
特徴 |
就業管理システム「リシテア」は、在宅勤務や時差勤務など、新しい働き方に対応している勤怠管理システムです。その他リシテアサービスと連携することで、バックオフィス業務を効率化させられます。 |
主な機能 |
・プッシュ通知
・PCログオン/オフ情報収集
・モバイル端末からの勤務実績報告
・カード打刻 |
ベンダーのWebサイト |
https://lysithea.jp/service/job/ |
タイムワークス
初期費用 |
要問合せ |
月額料金 |
要問合せ |
利用形態 |
オンプレミス・クラウド |
特徴 |
幅広い勤務体系に対応可能なシステムです。オプションにて工数管理や食事予約、応援業務管理といった機能も追加できます。 |
主な機能 |
・対応勤務体系(一般、フレックス、交代、みなしなど)
・カレンダー(休日方式、曜日方式、交替勤務、ローテーションに対応)
・休暇管理(残数管理)
・各種届出
・時間種類(所定内、普通残業、深夜割増時間など)
・日数・回数
・労基法改正対応
・Webブラウザ対応機能
・セキュリティ |
ベンダーのWebサイト |
https://www.keiyo-system.co.jp/personnel02 |
TimePro-VG
初期費用 |
要問合せ |
月額料金 |
要問合せ |
利用形態 |
オンプレミス・クラウド |
特徴 |
幅広い業種・業態に対応できる勤怠管理システムです。正社員やパート、アルバイト、日雇いなど各種雇用形態に合わせた管理も可能となっています。 |
主な機能 |
・時間外上限規制(週、月、年間)
・時間外シュミレーション
・PCログと出退勤との乖離
・有給取得状況
・未承認データ確認
・遅刻早退
・勤務間インターバル
・フレックス勤務
・振休・代休未取得など
・特別条項適用 |
ベンダーのWebサイト |
https://www.tis.amano.co.jp/product/timepro-vg/ |
COMPANY
LaKeel HR
初期費用 |
要問合せ |
月額料金 |
要問合せ |
利用形態 |
クラウド |
特徴 |
LaKeel HRは、戦略人事を念頭に置いたSaaS型の人事統合システムです。人事業務を円滑にする機能が充実していますが、勤怠管理機能のみを利用することも可能です。 |
主な機能 |
・人材管理
・組織管理
・ワークフロー
・手続き管理
・契約管理
・勤怠管理
・スキル分析
・異動シミュレーション |
ベンダーのWebサイト |
https://hr.lakeel.com/ |
MOT 勤怠管理
初期費用 |
3万円(税別) |
月額料金 |
3980円(1~20人)、8500円(21~50人)、1万5000円(51~100人)、101人以上は見積り ※価格はすべて税別 |
利用形態 |
クラウド |
特徴 |
スマホアプリやPC、顔認証、GPSなど、さまざまな打刻機能に対応。在宅勤務を導入する場合にも利用できます。また、アプリ内でのチャットや内線、アラート発信も行えます。 |
主な機能 |
・勤怠管理
・出欠勤管理
・申請・承認
・スマホ連携 |
ベンダーのWebサイト |
https://www.mot-net.com/kintai-system/ |
専門性に強み 業種・機能特化型の勤怠管理システム10選
各業界のニーズに応える特化型の勤怠管理システムを紹介します。
かえる勤怠管理
初期費用 |
0円 |
月額料金 |
7500円(税別)/1拠点 |
利用形態 |
クラウド |
特徴 |
オフィスや製造業向けの他、ビル管理や介護・医療、飲食など、業界ごとに特化したシステムを提供。初期費用無料で人数課金ではないため、低コストで勤怠管理システムを導入できます。 |
主な機能 |
・シンプルな打刻
・勤怠のクラウド管理
・有給休暇管理
・管理者権限
・残業管理
・シフト管理
・集計カスタマイズ
・クラウド申請
・勤怠の締め
・会社ルール設定 |
ベンダーのWebサイト |
https://japanpt.org/ |
cyzen(サイゼン)
初期費用 |
要問合せ |
月額料金 |
1000円(税別)~/1アカウント |
利用形態 |
ネイティブアプリ |
特徴 |
cyzenは、スマートフォンで使用できる営業活動管理アプリです。「かんたん活動打刻機能」を使い、出退勤や顧客訪問時の勤怠管理が行えます。GPSと連携しているため、位置情報の取得が可能です。 |
主な機能 |
・報告書内の数値自動集計
・かんたん活動打刻
・オリジナル地図作成
・顧客の地図上アイコン表示
・報告書
・報告へのコメント・いいね
・帳票出力(PDF)
・報告書と予定の紐付け
・スケジュール
・予定の地図表示
・予定とスポットの紐付け
・チャット
・リアルタイム状況可視化
・出退勤打刻
・データ可視化
・写真管理
・写真改ざんチェック
・ユーザー活動の自動記録
・交通費自動精算
・安全走行支援
・システム連携
・内線通話 |
ベンダーのWebサイト |
https://www.cyzen.cloud/ |
HOPE タイムリフォーマー
スマレジ・タイムカード
初期費用 |
無料 |
月額料金 |
0円(スタンダード30人まで)、2420円(プレミアム10人まで)、4840円(プレミアムプラス10名まで)、7260円(エンタープライズ10名まで)※価格はすべて税込み、月額料金 |
利用形態 |
クラウド |
特徴 |
飲食店/店舗スタッフ向け勤怠管理システムです。法改正やさまざまな働き方に合わせた管理が行えます。笑顔認識機能があり、社内の雰囲気を明るくできます。 |
主な機能 |
・勤怠管理
・シフト管理
・休暇管理
・労務アラート
・変形労働時間制
・給与計算
・年末調整
・人時売上高
・法定三帳簿
・離職率
・日報管理
・プロジェクト管理
・ワークフロー
・マイナンバー管理 |
ベンダーのWebサイト |
https://timecard.smaregi.jp/ |
使えるくらうど勤怠管理 for建設業
初期費用 |
要問合せ |
月額料金 |
要問合せ |
利用形態 |
クラウド |
特徴 |
建設業に特化した勤怠管理システムです。工事ごとの労務費集計は、日報入力をすることで行えます。グループウェア機能もあるため、リアルタイムに状況を把握できるのも特徴です。 |
主な機能 |
・どこでも日報入力
・日報未提出防止
・ワークフロー
・申請書承認機能
・有休管理機能
・残業・有休の見える化
・振替休日管理表
・締め処理機能
・CSV書き出し
・GPS打刻
・ICカード打刻
・スケジュール機能 |
ベンダーのWebサイト |
https://kintai-kensetsu.tsukaeru-cloud.jp/ |
農業ジョブ勤怠
初期費用 |
無料 |
月額料金 |
無料 |
利用形態 |
Webアプリ |
特徴 |
農業や畜産業に特化した、スマートフォンで利用できる勤怠管理アプリです。広い敷地を持つこれらの業種では、作業場所と打刻場所が離れているケースもありますが、スマートフォンから打刻できるため利便性が向上します。 |
主な機能 |
・打刻機能
・グループ打刻機能 |
ベンダーのWebサイト |
https://start.sangyo.app/ |
Skymart-Labor
初期費用 |
要相談 |
月額料金 |
要相談 |
利用形態 |
クラウド |
特徴 |
店舗業・卸売業・製造業に特化したシフト勤怠システム。特にチェーン展開している店舗に向いています。拠点ごとに打刻方法を分けたり、混在させたりして管理が可能です。 |
主な機能 |
・スマホ対応
・打刻機能
・シフト機能
・勤怠実績
・労務管理
・予実管理
・締処理機能 |
ベンダーのWebサイト |
https://www.toukei.co.jp/wp/?page_id=896 |
DigiSheet
Fooding Journal
初期費用 |
要問合せ |
月額料金 |
要問合せ |
利用形態 |
クラウド |
特徴 |
飲食業・飲食店に特化した業務システム。勤怠管理の他、販売管理や原価・損益の管理も行えます。POSの混在や券売機を使った販売にも対応しています。 |
主な機能 |
・POSレジ連携
・券売機の売上管理
・売上日報
・売上分析
・発注管理
・仕入管理
・在庫管理
・レシピ管理
・インフォマート連携
・タイムレコーダー
・シフト管理
・給与計算
・人件費管理
・モバイル対応
・有休管理 |
ベンダーのWebサイト |
https://foodingjournal.com/ |
勤怠ドライバー
初期費用 |
要問合せ |
月額料金 |
要問合せ |
利用形態 |
クラウド |
特徴 |
運送業に特化した勤怠管理システムです。勤怠管理だけならライトプランが無料で利用できます。別途、デジタル式の運行記録計との連動や給与計算の機能などもあります。 |
主な機能 |
・勤怠管理
・給与計算機能
・運行記録計との連動
・導入サポート |
ベンダーのWebサイト |
https://logikin.com/ |
勤怠管理システムは特徴を把握して選びましょう
勤怠管理システムの特徴と選び方について詳しく解説しました。勤怠管理システムには、打刻機能、休暇管理、シフト作成、申請・承認、アラート機能などがあります。システムを選ぶ際には、自社のニーズに合った機能を優先したうえでコスト対効果を検討し、他のシステムとの連携やUI/UXの利便性を評価することが大切です。勤怠管理システムを導入することで、コスト削減や業務効率化、人材配置の適正化といったメリットがあります。
「自社に合うIT製品・サービスが分からない」「時間をかけずに効率的にサービスを検討したい」というご担当者様は、ぜひITセレクトの専門スタッフまでお問い合わせください。適切なIT製品・サービス選定を最後までサポートいたします。
今すぐ資料請求できる「勤怠管理システム」製品一覧