昨今、早期の対応や実践が叫ばれる「企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)」。このDXを実践、検討していく中でよく登場する「聞き慣れない単語/略語」から、IT製品の活用において「実はあまり理解していなかったかもしれない用語/略語」「これから使っていくかもしれない言葉」をピックアップし、サクッと解説します。今回は「EPM」です。
目次
EPMの基礎知識
EPMとは
EPM(Enterprise Performance Management)は自社の業績管理を行うためのプロセスや手法、またはツールのことです。
EPMの主な機能と利用シーン
EPMは、企業が予算、目標の達成に向けて戦略を立て、その戦略を実行し、最終的に業績を評価するための枠組みを提供するのが主な役割です。具体的には、予算管理、経営分析、報告レポートの作成、業績予測などの機能を備えます。
EPMが自社のビジネス、業績に与える影響
EPMは、ビジネスに多岐にわたる影響を与える情報を管理します。EPMによって、戦略的な意思決定を支援し、また組織全体のパフォーマンスを向上させるための情報や手段が得られます。
また、リアルタイムで行えるデータ分析などを併用することによって、「即座」に対策を講じていく体制づくりも可能となります。業績の可視化や透明性が高まることで、自社全体のモチベーションや意欲の向上といった副次的な効果の創出も期待されます。
自社の業績向上にフォーカスしたEPMの活用例
EPMは「自社の業績向上に直結」する重要なデータを多岐にわたって管理します。
例えば「正確な予算管理やリソースの最適化」を行うことでコスト削減や効率化が図れます。「事業戦略の実行状況をリアルタイムで把握し、適切に調整を行え」ば、目標達成の可能性も高まります。
EPMが含まれる/連携・関連によって相乗効果が期待されるIT製品
ERMとERPは、それぞれ企業の業績向上に直接的に影響する重要なシステムです。ERPは企業全体の業務プロセスを統合し、効率化することが目的です。一方のEPMはその効果を評価し、改善するための仕組みを提供します。両者を連携させることで、より効果的な業績管理が可能になることでしょう。
ERP
ERP(Enterprise Resource Planning)は、企業活動に必要不可欠な経営資源である「ヒト・モノ・カネ・情報」を一元管理し「自社全体」の業務プロセスの効率化や経営判断を強力に支援する統合基幹業務パッケージ/IT製品群です。財務、人事、製造、供給チェーン管理、営業活動や顧客管理など、企業のあらゆる業務を統合し、効率化を図ります。
「どの製品がいいのか分からない…」そんなときは、ぜひITセレクトの専門スタッフにご相談ください
「自社に合うIT製品・サービスが分からない」「どんな製品があるのかを知りたい」「どう選べばいいのか分からない」「時間をかけずに効率的にサービスを検討したい」というご担当者様は、ぜひITセレクトの専門スタッフまでお問い合わせください。適切なIT製品・サービス選定を最後までサポートいたします。