
“早期”の会計システムの導入・刷新を計画している企業の経営者・担当者の方へ。企業規模や業種を問わず、会計業務の効率化と正確性は経営にとって重要な課題です。会計システムはその課題解決や効率化に向けた対策として、企業の刷新・導入ニーズが特に高まっています。
しかし会計システム/会計ソフトと言っても、今や小規模企業やスタートアップでも導入しやすいクラウド型製品から大規模企業向け製品まで、幅広く膨大に製品の選択肢があります。数多くの製品・システムがある中で、優れた機能や特徴で利用者から高い評価を得ているのはどの製品なのでしょうか。今回は会計システムのユーザー満足度ランキング TOP10と口コミレビュー数ランキング(2025年4月版)をご紹介します。
※本ランキングと製品満足度は
のデータを利用しています
機能で比較「会計システム」おすすめ製品一覧
ITセレクトのコンシェルジュ相談サービス
無料でIT製品選びをお手伝いします
御社に合ったIT製品・サービス・会社を厳選してご提案します。お気軽にご依頼ください!
製品探しを依頼する
会計システムとは?
会計システムは、企業の財務状況を正確に記録し、管理・把握する仕組みをデジタル/電子的に実現するIT製品です。経理担当者が行う仕訳入力や決算処理をシステム化することで、手動作業によるヒューマンエラーを減らし、日常業務の負担を大きく軽減することができます。特に税務申告や財務諸表の作成といった煩雑な業務をスムーズに行えることが魅力です。
また、クラウド型/SaaS型を中心に提供形態も多様化しています。従来のオンプレミス型やソフトウェアインストール型に対して、クラウド型はインターネット環境下での利便性が特に高く、システム/技術面の更新作業や基本セキュリティ対策をベンダーが行うケースが多いことから「容易、早期、比較的低価格」の観点で導入計画を進められます。「すぐ決めたい/来月には、次の四半期には運用を開始したい」といったスピード感のある導入を望む企業へ特に向いています。
この1ページで解決クラウド/ SaaS型「会計システム」の主な機能とメリット・デメリットを分かりやすく解説

会計システムの主な機能と役割
会計システムに期待される機能としては、仕訳入力やレポート作成をはじめ、企業の財務データを一元管理する役割が挙げられます。こうした情報をリアルタイムで参照できるため、経営判断のスピードを上げる効果も期待できます。加えて、会計データから意思決定に役立つレポートを作成することで、経営者や部門管理者にわかりやすい形で数値を共有できるようになります。
仕訳入力・自動仕訳
仕訳入力の自動化は、会計システムの大きな利点の一つです。金融機関との連携機能を活用することで、取引データを自動で取り込み、勘定科目に仕訳を振り分けることができます。これにより、手動での転記作業が減り、経理担当者の疲弊を防ぐと同時に、入力ミスのリスクも大幅に低減させられます。
財務諸表作成
試算表や貸借対照表、損益計算書などの財務諸表をシステム上で自動作成できるのも大きなメリットです。通常、各種レポートを作る際には多くの時間と労力がかかりますが、会計システムが自動で集計することでスピーディかつ正確になり、決算期の負担を軽減します。
レポーティング・経営分析
会計情報を可視化するレポーティング機能は、経営戦略を考えるうえで欠かせない要素です。部門別やプロジェクト別のデータを瞬時に抽出し、グラフや表などで分かりやすく表示できるため、経営トップに素早く報告できるようになります。さらに、今後の財務リスクや投資判断を見極めるための分析レポート作成にも役立ちます。
他システム連携の拡張性
販売管理や給与計算などの周辺システムと連携できる拡張性も重要です。たとえば、営業情報を自動で会計システムに反映できれば、売上や収益の状況をリアルタイムで把握できます。幅広いシステムと柔軟に連携できる会計ソフトを選ぶことで、社内の業務フローを大幅に効率化することが可能になります。
会社・管理部門のメリット
会計システムの導入によって、決算処理の迅速化や内部統制の強化が期待できます。管理部門においては、紙ベース/アナログな管理から脱却し、すべてデジタルデータとして一元管理することで、監査にも適切に対応できる体制を整えられます。経営分析のレポートを精度高く、短時間で仕上げられるのも大きな利点です。
従業員・担当者のメリット
従業員や経理担当者は、会計システムによるデジタル化/自動化の各機能とともに大きな業務効率の向上が見込まれます。煩雑な仕訳作業や伝票処理に追われる時間が大幅に減り、本来の/他の重要な業務に集中しやすくなります。多くの会計システムでは銀行口座やクレジットカード明細などともAPI(Application Programming Interface)などの機能を用いて自動連携できるケースが多く、日常の経費精算などもスムーズに行えるようになるでしょう。こうした作業効率の向上は、最終的に企業のコスト削減にも寄与します。
「会計システム」製品満足度ランキング【2025年4月版】
※本ランキングと製品満足度は
のデータを利用しています。2025年4月時点
案件収支管理システム プロカン 無料トライアルあり
詳細と利用者の口コミを見るプロジェクト単位での収支把握に強みを持ち、各案件ごとにリアルタイムに予算やコストの状況を確認できます。業務受注が多い企業や、複数プロジェクトを同時進行しがちな企業にとっては、管理コストを削減しながら意思決定をスピードアップするのに貢献します。
クラウド型 国際会計&ERPサービス GLASIAOUS (グラシアス)
詳細と利用者の口コミを見る海外経営を視野に入れる企業に最適で、多言語・多通貨対応が充実しています。拠点間の会計データをクラウドで一括管理できるため、異なる国のチーム間でも財務情報をスムーズに共有できます。グローバル展開を加速させたい企業に評価が高い製品です。
BizForecast
詳細と利用者の口コミを見る予算編成やシミュレーション機能に強みを持った会計システムで、将来の収益やコストを多角的に試算できます。中長期的なプランを策定する際、複数のシナリオを比較検討しやすい点が特徴です。管理会計にも重点を置く企業の利用が増えています。
(4) freee会計
詳細と利用者の口コミを見る中小企業や個人事業主を中心に高いシェアを誇るクラウド会計ソフトです。銀行口座やクレジットカードとの連携が容易で、自動仕訳機能にも定評があります。スタートアップから成長企業に至るまで、幅広い規模と業種で導入されているのが特徴です。
(5) Oracle NetSuite
詳細と利用者の口コミを見る大手企業が導入する本格的なクラウド型ERPで、会計機能以外にも在庫管理やCRMなど集約的に管理できる点が魅力です。グローバル対応も充実しており、世界中の拠点を一元管理したい企業に向いています。エンタープライズ規模にも耐えられる拡張性が評価されています。
(6) multibook
多国籍企業や海外子会社を持つ企業が注目する会計システムです。多通貨管理に強く、海外拠点からのデータ入力や統合レポート化がスムーズに行われます。現地法人ごとに異なる税制や会計基準に対応できる柔軟性も持ち味です。
(7) 会計王 無料トライアルあり
中小企業向けの定番会計ソフトとして長らく支持されている老舗製品です。シンプルな操作感が特長で、初めてでもわかりやすいインターフェースを備えています。また、電話やチャットなどサポート体制が充実しているため、導入に不慣れなケースでも安心です。
(8) FX4クラウド
新技術の活用とクラウドならではの利便性を両立する会計システムです。OCRやAIを取り入れることで、仕訳の自動化やレポート作成を効率的に行える機能が豊富に用意されています。最新のテクノロジーを積極的に活用したい企業におすすめです。
(9) 弥生会計 オンライン 無料トライアルあり
個人事業主や中小企業の利用が多い弥生会計のクラウド版です。オフライン版と同様のわかりやすい操作性に加え、ログインさえすれば場所を選ばず作業できるのが魅力です。従来の弥生会計ユーザーがクラウド環境に移行する際に選びやすい選択肢となっています。
(10) マネーフォワード クラウド会計 無料トライアルあり
銀行やクレジットカードなど多彩なサービスと連携し、仕訳を自動化できる度合いが高いのが魅力です。さらに、経費精算や請求書発行などバックオフィスのデジタル化を一体的に進められる環境を提供しています。中小企業だけでなく急成長中のベンチャーからも支持を得ています。
「会計システム」ユーザーレビュー数の多い製品ランキング【2025年4月版】
ユーザーレビュー/口コミ投稿数の多い製品ランキングは以下の通りです。
※本ランキングと製品満足度は
のデータを利用しています。2025年4月時点
freee会計
詳細と利用者の口コミを見る中小規模事業者からベンチャー企業まで、多彩な業種・規模での導入実績が強みの1つです。仕訳自動化やレポート機能の使い勝手が高く評価されており、初めて会計システムを導入する企業にも支持されています。
Oracle NetSuite
詳細と利用者の口コミを見る大規模運用を前提としたERPシステムのため、海外拠点の会計管理や複数部門のデータ統合などの高度な要件に対応できます。高機能ゆえの操作難易度や導入コストなども含め、幅広い観点からのレビューが寄せられているのが特徴です。
BizForecast
詳細と利用者の口コミを見る予算管理や予実分析を重視するユーザーから高い支持を得ており、導入後のレポート作成における柔軟性やシナリオ比較のしやすさに好評の声が多いです。経営管理部門における分析レベルを引き上げるために活用する企業が目立ちます。
クラウド型 国際会計&ERPサービス GLASIAOUS (グラシアス)
詳細と利用者の口コミを見るグローバル対応のニーズが高い企業からレポートが多く寄せられ、実際の運用事例や言語設定など具体的な導入メリットが共有されています。多拠点間のデータ連携だけでなく、現地会計基準への対応も実践的に行っている点が評価を集めています。
案件収支管理システム プロカン 無料トライアルあり
詳細と利用者の口コミを見るプロジェクト別の原価管理や予算対比管理を強化したい企業から、多くのレビューが投稿されています。導入企業の規模や業種もさまざまですが、いずれもプロジェクト単位でのモニタリングが容易になった点に高い評価が集中しています。
会計システム導入のメリット
- 経理業務を大きく効率化できる
- 時間とコストを削減できる
- 従業員の生産性を向上させる
- 法令順守体制を確保する
- データドリブンな経営/分析体制を実現する
経理業務を大きく効率化できる
自動化により手作業のエラーや遅延を減らし、正確性と確実性を高め、またスムーズな業務体制となるようフローを刷新・効率化できます。
時間とコストを削減できる
データ入力や計算、レポート生成などの時間を大幅に削減し、他の業務に集中できるようになります。
従業員の生産性を向上させる
手間を省けることで社員一人ひとりの働き方が効率化し、結果として会社全体の生産性を高められるようになります。
法令順守を確保する
自動アップデート機能とともに最新の法令へ適切かつ容易に対応でき、税務に関わるリスクを軽減できます。
業績分析を容易にする
自動的にデータ分析やレポート作成を行う機能によって、業績の把握と経営判断の確実化/迅速化を支援できます。
失敗しない会計システム選定のチェックポイント
- 導入の目的と自社のビジネスプロセスを明確にする
- 拡張性、カスタマイズは可能か/どこまで可能か
- 法改正・税制対応力の確認
- 税理士等連携、サポート体制/セキュリティ体制の確認
- 無料トライアル期間があるか
要件定義|導入の目的と自社のビジネスプロセスを明確にする
会計システムは、クラウド型/SaaS型だけでも機能・目的・特徴別にかなり多くの製品が存在します。「自社が望む要件」に適した機能を持つ製品を選ぶことがまず重要です。
導入の第一歩として、自社のビジネスプロセスや従業員の状況、ニーズをあらためて見直して、どの業務に問題があるのか、どのプロセスを改善したいのかを明確にしましょう。例えば「効率を高めるため」「確実性を高めるため」「DX推進のため」「データの一元化と活用、システム連携のため」「法令順守/リスク管理の強化のため」「モチベーション向上や働き方改革の推進のため」など、企業によって主目的、実現したい成果、優先順位は異なると思います。
なお、導入を担当者であるあなたひとりで選定・決定するのは大抵の場合、困難です。ニーズや課題は会社別、部門別、担当者別でもそれぞれ違います。さまざまな視点で、できるだけ多くの課題を拾い上げて製品を選定するために、別部署や管理部門、現場、経営層・上層部なども遠慮なく巻き込みながらプロジェクトを進めていくことをおすすめします。
こうした要素をできるだけ具体的にリストアップし、得たい成果や目標値、期日を可能な限り定め、優先順位を付けることで、自社独自の「要件」としてまとまってきます。このプロセスをできるだけ丁寧に行うことが、製品選定フローの効率と確実性、そして運用後の実成果へ大きく効いてくるポイントです。
おすすめ「SaaSを導入したが活用できていない」が3割!? SaaS導入前に考慮しておくべき3つのポイント

拡張性、カスタマイズは可能か/どこまで可能か
業種や企業規模によって業務フローは異なるため、自社の業務に適合できる柔軟なカスタマイズの範囲やできることを確認することも必要です。このときに最初に考えてまとめておいた「自社の要件」が有効に機能します。画面レイアウトの変更や追加フィールドなど、一見小さな調整に思えても日々の業務効率に大きく影響することがあります。
また、将来的に組織規模が拡大する可能性を見据え、スケーラビリティ面も十分に検討しておくとよいでしょう。事業が拡大すれば、会計システムに求める機能も変化する可能性は大いにあります。例えば、新しいグループ会社の追加や、海外子会社との連携など、想定外の要件が必要になるかもしれません。これらの要件に柔軟に対応できる製品かどうか、事前に確認しておくことで導入後のトラブルを回避できます。
法改正・税制対応の確認
消費税率の変更や電子帳簿保存法などの法改正は経理業務に大きな影響を与えます。自動アップデートやベンダーからの情報提供がどの程度充実しているかを確認し、安心して使い続けられる環境を整えられるかどうかの観点も忘れずにチェックしておきましょう。
税理士連携、サポート体制/セキュリティ体制の確認
会計担当者は、税理士や会計事務所と連携する機会も多いと思います。このとき、最新の正しいデータを的確に参照できる体制とともに、システム上でこのデータの受け渡しをスムーズに行える機能、外部アクセス権限の設定機能が求められます。
このほか、会計システムは通信を用いるITシステムである以上、ネットワークや機器の障害に由来した予期せぬ不具合が発生する可能性があります。ユーザー側の使い方の問題でトラブルや不具合が起きる場合もあります。こうしたトラブル発生時に受けられるサポート内容も勘案した製品選び/プラン選びも重要なポイントになります。
なお、月額費用とは別により高度なサポートプランをオプションなどとして用意する製品も多いです。備えあれば憂いなしとする観点もありますが、一方で月額費用に含まれつつも不要/自社のニーズに合っていないものならば無駄なコストともなり得ます。負担できるコストと受けたいサポートのバランスを見ながら検討していくとよいでしょう。
無料トライアル期間があるか
IT製品の導入において、欲しい機能は「仕様/対応している」として載っていたけれど、実際に使ってみると操作しにくかった、機能が乏しかった、自社の業務シーンとは適合しにくかった、など理想・希望と現実が違っていたことは……実は想像以上に多くあります。
【調査結果】経営者の7割が失敗する「SaaS導入」 回避すべき落とし穴とは?

クラウド型/SaaS型製品には無料で試用できる「無料版(デモ版、無料トライアル版)」を用意する製品も意外と多く存在します。この無料トライアルを活用して実際の機能、UIや操作感を確かめると、導入後の運用イメージがグッと具体的になります。多くの場合、資料請求後に無料トライアルダウンロードの案内があります。無料版はぜひ遠慮なく活用することをおすすめします。
この無料版で、必要となるカスタマイズ性や既存システムとの連携のしやすさ、サポート体制などの情報も確認し、本当に自社の運用フローに合致したソリューションかを見極めていくとよいでしょう。
関連無料で使える会計ソフト10選
会計システムランキングのまとめと今後のトレンド
会計システムは「満足度ランキング」の10製品の中だけでも、プロジェクト単位で管理が得意な製品から、多国籍企業向けの多通貨対応、クラウド環境に強いサービスまで、さまざまな強み・得意分野・機能や活用シーンなどに違いがあります。自社の事業規模や業種、そして将来的に見込む成長やグローバル展開などを踏まえて、最適な製品を選ぶことがポイントです。
今後は「AI」をキーワードに、ITツールはAIによるデータ分析や予測、自動化の潮流がさらに加速し、一般化していきます。会計システムも会計データの記録・整理・管理としての機能だけでなく、AIによる高度な意思決定サポート機能を備える方向へ発展していくと見込まれます。これから導入を検討する企業は、単なる経理業務の効率化にとどまらない、中長期的な戦略ツールとしての会計システム活用やツール同士の併用・連携を視野に入れておくことも重要になるでしょう。「ビジネス向けAIツール」についてはこちらもぜひご覧ください。
おすすめ【ビジネス向け】AIツールおすすめ36選 種類別のサービス/製品と自社に合ったAIツールの選び方を紹介
もし「自社に合うIT製品・サービスが分からない」「どう探せばよいのか分からない」とお困りでしたら、あるいは「おすすめ製品・ベンダーを紹介してほしい」「詳しい人に聞きたい・相談したい」希望がありましたら、適切なIT製品・サービス選定に詳しいIT専門スタッフに聞ける・相談できるITセレクトのコンシェルジュ相談サービスをぜひご利用ください。(無料です!)
無料でIT製品選びをお手伝いします
ITセレクトでは子会社である発注ナビと連携し、
IT製品探しのご相談・ご紹介を無料で行うコンシェルジュサービスを提供しています。
▼早速コンシェルジュ相談を申し込む