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帳票システム

帳票システムとは、請求書や見積書、納品書などの帳票を「電子化」し、一元管理できるようにするIT製品です。見積書や請求書、報告書など、これまで「紙」で行われていた帳票の管理を電子化し、システム上で一元管理できるようにします。作業を効率化しながら、コストや物理スペースの削減を見込む「ペーパーレス化」、そして「セキュリティとプライバシー保護」といった対策の強化が可能になります。

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電子帳票システムとは? 主な役割と導入のメリット、選び方と注意点

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ITセレクト編集部

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電子帳票システムとは、請求書や見積書、納品書などの帳票を電子化し、一元管理するシステムです。従来は紙で行われていた帳票の管理をシステム上で行うことで、作業を効率化しながらコストの削減も可能になります。

2024年1月から義務付けられる電子帳簿保存法の改正に備え、電子帳簿システムは広く普及しました。今回は電子帳票システムの概要と種類、導入のメリットや注意点についてご紹介します。

「電子帳票システム」とは何か?

電子帳票システムとは、請求書や見積書など取引に使用する帳票を電子化し、一元管理するシステムです。帳票データを集約する場所になるだけでなく、他のシステムと連携し、帳票作成や送受信の自動化が可能となります。

電子帳票システムの基本的な機能

電子帳票システムには、主に以下の機能を備えています。

 

機能 内容
帳票作成 見積書や請求書などの帳票を電子データで作成する機能
帳票管理 作成した帳票を保存・管理する機能
帳票配信 帳票をメールやダウンロード形式で配信する機能

郵送やFAXなども対応している場合がある

帳票の電子化 紙の帳票を電子化する機能
セキュリティ ユーザーのアカウント管理やアクセス制限などによりデータを保護する機能

 

電子帳票システムは、電子データで帳票を作成する機能や、電子データとして受け取った帳票を管理する機能が備わっています。また、紙で受け取った帳票も電子化して保存・管理できるため、すべての帳票をシステム上で一元管理することが可能です。

システム上で管理される帳票は集計や分析が可能になりますので、各種帳簿や決算書類などの作成効率化にも活用できます。

 

電子帳票システムのメリットとは?

電子帳票システムを導入する大きなメリットが、帳票管理業務の効率化です。帳票の作成・配信・管理といった一連の業務をPC上で行えるため、紙の帳票を現物で保存・管理する必要がなくなり業務の効率化につながります。取引先ごとに紙やデータで送られる帳票をすべて電子化し一元管理することで、帳票の紛失などのリスクを避けられるでしょう。

 

「電子帳票システム」の導入手段

電子帳票システムの導入手段は大きく「オンプレミス型」と「クラウド型」に分けられます。

オンプレミス型は、社内のサーバへシステムやアプリケーションを構築する従来型の形式です。クラウド型は、クラウドサーバ上に構築されたシステムへインターネット経由で利用する形式です。

 

オンプレミス型は自社サーバ内にシステムを独自に構築する形式のシステムです。導入には相応のコストと期間が必要ですが、自社のニーズ、業界の商慣習に適合するような特殊な機能にも対応するように作れる「カスタマイズ性の高さ」がポイントです。また、システムの利用範囲も自社でコントロールできるため、例えば「機密データは社外に出さない/クラウドには出せない」といった高いセキュリティ性が必要な業種やシステムにも従来通りに適用できます。

 

クラウド型は自社サーバではなくクラウドサーバ上に構築されたシステムを、インターネット経由で利用できる形式です。自社でサーバや周辺ハードウェア、設備を「準備」することなく、システムやアプリケーションの利用環境“だけ”を導入できるので、導入・運用にかかるコストが低く、短期間で利用を開始できることが魅力です。そして、初期コスト、運用コスト、リソース拡張時の負担や課題も抑えられることが大きな利点です。

 

業界のルールや企業の状況によって、自社に適するシステムは異なります。近年はクラウド型サービスの普及とともに、テレワークの普及といった社会環境の変化、会計システムなど他のITシステムとの連携しやすさ、そして「コスト面」「スピード感」を重視する需要が増えていることから、クラウド型の採用例が増えています。本記事では「クラウド型」の導入シーンを軸に解説していきます。

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電子帳票システムの選び方と注意点

電子帳票システムは、外部とのお金の流れを管理する重要な役割を担うシステムです。数あるシステムの中から最適なものを選ぶために、まず「導入検討前」にシステム導入の「要件」をしっかりと定義しましょう。参考として、要件として挙がる例の多いポイントを以下に示します。

 

  1. セキュリティとプライバシー保護
  2. スケーラビリティと柔軟性
  3. 日本語サポートとローカライゼーション
  4. 使いやすさとトレーニング体制
  5. コストと効率性

(1)セキュリティとプライバシー保護

セキュリティとプライバシー保護は、企業として重視すべき観点です。重要なデータを扱う電子帳票システムは、機密情報や個人情報を保護し、コンプライアンスに対応できる機能が必要です。データの暗号化、アクセス制御、監査機能など、セキュリティとプライバシー保護を強化する機能が備わっているのかを優先して確認しましょう。

 

(2)スケーラビリティと柔軟性

電子帳票システムは、企業規模に比例して扱うデータが増加します。企業の成長に合わせてシステムを拡張できなければ、帳票処理にトラブルが頻発することにもなりかねません。システムを選定する際には、企業規模の拡大に対応できるスケーラビリティやカスタマイズ性があるか、柔軟性に注目しましょう。システムそのものの改修を行わなくても、既存のシステムとの連携や統合機能に優れていると企業の変化へ柔軟に対応しやすくなるでしょう。

 

(3)日本語サポートとローカライゼーション

海外に拠点を持ち、グローバルビジネスを展開する企業ならば、多言語対応している海外製ツールの利用も視野に入るでしょう。海外製ツールは多機能である一方、日本語に対応していないものもあります。また日本の法律や規制に適応できるようなカスタマイズへの対応もシステム選択の要件となります。システムを選定する際には導入企業の拠点となる言語や法律に適応しているかを確認しましょう。

 

(4)使いやすさとトレーニング体制

システムの使いやすさは、電子帳票システムを効果的に利用するうえで大切な要素です。従業員が短期間で操作方法を習得できるほどに使いやすいツールは導入期間が短く済み、利用開始後も操作ミスによるトラブルを減らすことができます。トレーニング資料やトレーニングプログラムの提供に力を入れているベンダーを選べば、導入のプロセスをスムーズに進められることが期待できます。

 

(5)コストと効率性

システムを選定するうえで、導入にかかるコストも重視したい要件です。初期費用、月額費用、保守費用など、システムによってかかるコストは異なるため、費用対効果を念頭においた選定を進める必要があります。必ずしも高コストのシステムが自社にあっているとは限りませんので、自社に必要な機能を満たし、コストにあったシステムを選択しましょう。

 

「電子帳票システム」の導入事例

近年、電子帳簿保存法の改正などに後押しされ電子帳票システムの導入が進んでいます。ここでは電子帳票システムを採用して課題を解決した企業の導入事例をご紹介します。

 

中小企業向け「電子帳票システム」の導入事例

メンタルヘルスや医療サービスを展開する株式会社フィスメック。顧客に提出するストレスチェック調査票は帳票をベースに発行していました。取引先企業数が20倍、利用者数が10倍という顧客数の爆発的な増加にともない、ストレスチェック調査票の出力数が急増、従来のシステムでは追いつかなくなる課題が発生しました。

そこでクラウド型電子帳票システム「Create!Form」を導入したところ、帳票の作成速度が飛躍的に向上。これまで帳票1000枚の出力に1時間を要していたところ、10分の1である5分程度までの時間短縮を実現しました。帳票の作成速度が向上したことによりストレスチェック調査票の発行速度も向上し、人件費削減や社員の負荷減少にもつながっています。

出典 「年間80万枚に及ぶ帳票の処理時間を10分の1以下に短縮 ストレスチェック調査票のデザイン修正作業の効率化にも成功│株式会社フィスメック」(Create!Form)

 

大企業向け「電子帳票システム」の導入事例

音響機器・楽器・自動車用品などの販売製造大手のヤマハ株式会社は、2016年のシステム移行をきっかけに、見積書発行システムを刷新する必要がありました。

営業支援システムのSalesforceと連携可能な電子帳票システムの中からOPROARTSを採用。約3カ月と短期間で導入しましたが、Salesforce上のデータとの連携を実現し、従来と変わらないフォーマットの見積書の自動作成に成功しました。

出典 「既存Salesforceに「見積・請求オプション」を組み合わせて新見積書発行システムを迅速構築│ヤマハ株式会社」(OPRO)

 

「電子帳票システム」に関する最新トピックス、技術動向

近年、電子帳票を取り巻く環境は法改正や新制度の導入、最新技術の利活用により大きく変化をしています。利用者側は最新情報をキャッチし、適切に利用できるような心がけをするのが望ましいでしょう。

 

「電子帳票システム」に関する最新法律動向

2023年10月1日にインボイス制度がスタートしました。適格請求書発行事業者が発行した適格請求書(インボイス)のみ消費税の仕入税額控除が認められるようになり、事業者別の請求書管理や税率ごとの管理が重要になりました。

参考 国税庁「インボイス制度の概要」

2024年1月からは改正電子帳簿保存法の対応が義務付けられ、取引先との間で取り交わした帳票の電子データ保存が義務化されます。検索性を確保した保存も求められるため、電子帳票システムでの管理が重要となっていきます。

その他、電子帳票類には、電子署名法、e-文章法など多くの法律・法令が関係してきます。それらに正しく対応できる電子帳票システムが重視されています。

 

「電子帳票システム」に関する最新技術動向

電子帳票システムの多くは、「導入後」もさまざまなアップデートが行われ、進化していきます。前述した改正法などへ対応する機能のほかに、例えば、データの取り込みや分類にAI(Artificial Intelligence:人工知能)を用いた高精度化機能、作業の自動化をより進める機能などが追加されています。

また、データ保護のためのセキュリティ機能も進化を続けています。定期的なデータの自動バックアップ機能、通信の暗号化をはじめ、アクセス制限の強化や厳格な権限管理といった機能はほぼ標準装備となるシステムが増えています。

 

「電子帳票システム」と類似するIT製品

電子帳票システムの他にも、社内業務を電子化・自動化・効率化するツールには多くの種類があります。電子化で効率化となると、ITシステムの一般的なカテゴリーとして「請求書発行システム経費精算システム」がよく挙げられます。これらと電子帳票システムはどんな違いがあるのでしょう。参考までに簡単に解説します。

請求書発行システムは、請求書発行にかかる業務を自動化・効率化するためのシステムです。取引関連のデータを基に請求書を自動で発行し、取引先への送付や入金状態の管理などを行います。請求書発行業務における漏れや誤りの防止と業務の効率化が期待できます。

経費精算システムは、従業員への仮払いや経費精算の申請、承認の業務を効率化するシステムです。従業員の経費精算作業を「楽」にするとともに、経費承認フローの構築と迅速化、不正申請の防止、「会計システム」への連携機能などで経費精算まわりの業務を確実に、かつ効率化します。

「社外」と取り交わす帳票全般に特化した電子帳票システムに対し、それぞれ「請求書まわりの業務」「経費精算まわりの業務」に特化し、主に「社内・内部向け」の機能であることに若干の違いがあります。また、電子帳票も、請求書発行も経費精算のシステムもまとめて統合する基幹業務パッケージ「ERP」もあります。「特化型」か「統合型」か、導入プロジェクトの規模や予算、自社のニーズに応じて、製品やベンダーと相談しながら選択していくとよいでしょう。

 

電子帳票システムを導入し、効率アップと法令への対応を両立させよう

電子帳票システムは、煩雑になりがちな社外との帳票のやりとりを自動化・効率化できます。すでに施行されたインボイス制度や義務化を間近に控えた電子帳簿保存法の改正対応など、法令遵守のためにも欠かせないシステムです。

対応できる帳票の種類や枚数など、システムによって機能に違いがありますので、適切なコストで自社が求める機能を自動化できる電子帳票システムを選び、作業の効率化と安全性を高めましょう。

「自社に合うIT製品・サービスが分からない」「時間をかけずに効率的にサービスを検討したい」というご担当者様は、ぜひITセレクトのコンシェルジュサービス(無料)までお問い合わせください。適切なIT製品・サービスのご紹介や各種資料を分かりやすくご提供します。

 

今すぐ資料請求できる「帳票システム」製品一覧

 無料で資料ダウンロード可能な製品はこちら

製品紹介

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  • Excelだけで固定帳票や明細可変帳票を簡単に作成可能
  • Web上で時間のかかるPDF生成が、超高速に作成可能
  • 月額固定、出力ページ・利用ユーザ数が無制限

製品詳細を見る

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  • かんたん! ドラッグ&ドロップの簡単操作!スマート&使いやすい画面デザイン
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  • 低価格! 導入費用0 円で利用可能!書類のアップロード単位で分かりやすい料金プラン

製品詳細を見る

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freee会計

freee株式会社

4

139

  • クラウド完結の社内申請で紙、エクセル業務から脱却
  • リアルタイムな予実管理により月々の収支を見える化
  • 統合マスタの活用で月次決算の早期化を実現

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ユーザーレビュー

総合評価

4

powered byITreview

クラウドで複数人と共有できるのは良い点です

2.5

投稿日:

良いポイント

少人数でスタートする際、安価な価格で一通りの機能(経費精算+会計システム)を提供してくれるのは他社にない良いサービスを感じました。また、今まで利用していた会計システムからの移行もcsvファイルがあればユーザー自身で行えるため、サービスの切り替えもスムーズに行えて良いです(Youtubeなどの無料動画でも紹介されていたので、操作しやすかったです)

改善してほしいポイント

経費精算の伝票から仕訳を計上する際に、貸方と借方の勘定科目をマスタで登録された内容からしか登録することができず、今まで自由に設定出来ていた仕訳の計上がひと手間かかるようになってしまいました。設定を工夫すれば登録ができるかもしれませんが、現状そのような登録方法が記載されていないため、仕訳の作成に時間がかかっております。経費精算から仕訳を作成する場合も手動で科目を修正することができるようになれば、特殊な仕訳などにも対応出来て使い勝手が向上するのでは、と思いました。


非公開ユーザー
ユーザー(利用者)
職種会計・経理
業種ソフトウェア・SI
社員規模20人未満

痒い所に手が届くわけではないがインボイス保存に適している

3.5

投稿日:

良いポイント

Amazonで購入した際のインボイスの保存方法で対応に苦慮していたところ、freee会計にてAmazon購買連携が可能と知り、試しに導入したところ、少し設定は面倒ではあったがAmazonの購買情報を連携しインボイスとして保存してくれるので、Amazon上で都度インボイスを出力して保存するといった手間をかける必要がなくなった。

改善してほしいポイント

Amazon購買で任意の発注番号を入力しているが、必要な項目だけ連携されているため、社内で必要としている情報までは連携されないのが難点。APIの機能を強化して、連携可能な項目を増やして頂けるとなおよい。


非公開ユーザー
IT管理者
職種社内情報システム(企画・計画・調達)
業種専門(建設・建築)
社員規模20-50人未満

Web経由なので社内でも社外でもどこでも編集可能

4

投稿日:

良いポイント

優れている点・好きな機能・見積・請求・領収書などの作成が容易・社内のPCで作業は勿論、出先でのPCやスマホ、タブレットからも編集可能。・コンビニプリントも活用すれば場所を問わずどこでもできる。・PDF出力でお客様に請求書を送ることも可能で便利外回りが多かったり、急な対応が求められる現場が多い職種など、内勤がいないような営業会社ならベストかと思います。

改善してほしいポイント

改善してほしいポイント・頻繁に利用するならまだしも、利用頻度が低い会社だとコスト面が微妙・請求書などの中身の部分の作成の自由度が欲しい・個人事業などの小規模利用者で地域型の人だと、こちらを使うよりアナログな方法を選んでしまうかも。


Nakajima Yuta
ユーザー(利用者)
職種宣伝・マーケティング
業種デザイン・製作
社員規模20人未満

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freee請求書

freee株式会社

  • 紙の請求書の見た目をそのまま送付。フォーマットが変わらない
  • 入金明細の取得・消込・仕訳作成まで自動化
  • 送付単価は約100円/通!追加コストなく紙から移行できる

製品詳細を見る

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SVF Cloud

ウイングアーク1st株式会社

4.4

2

  • 累積社数32,900社*を超える帳票基盤ソリューション
  • 多様なシステム連携、自由な設計、出力形式も備えた帳票作成・出力ツールの決定版
  • 帳票作成から受領/発行〜保管まで一気通貫で対応(invoiceAgent連携)

製品詳細を見る

ユーザーレビュー

総合評価

4.4

powered byITreview

Sales force上で自由な帳票設定が行える

4

投稿日:

良いポイント

自由な帳票設定が行える点に特にメリットがあると思う。他社と比較すると ・ 自由な帳票設定(テンプレート外でも自由に帳票のフォーマットを設定可能) ・ ERPシステムとのWebAPIによる連携が可能 ・ 事業規模に応じたプランを選択可能といった点が、強みとして挙げられる。

改善してほしいポイント

機能が複雑故にヘルプの重要性が増すと思うが、導入以降のサポート体制が不足しているように感じる。特に、 ・ ヘルプページの拡充(内容・わかりやすさ) ・ サポート体制の強化(導入後サポート人員の体制拡充)について、より強化されると、サービスとしても魅力が強まると思う。


非公開ユーザー
IT管理者
職種プロジェクトマネージャ
業種その他サービス
社員規模1000人以上

Salesforceとの互換性抜群の帳票クラウド

5

投稿日:

良いポイント

Salesforceのsales cloudで見積を使っているのですが、標準で入ってる帳票では当社の仕様に全くあっていないので、帳票クラウドとして、SVF cloudを導入しました。エクセルの帳票をそのままアップできたり、自分達の思うように編集できるので、顧客に合った見積帳票を出すことができ、とても便利である。

改善してほしいポイント

改善ポイントは、特にないですが、ワードやパワポこ帳票もそのままアップされるようになるとより使用できる範囲が広がるかなと思います。ただ、現状のエクセルアップはとても性能がいいので助かっています。


非公開ユーザー
IT管理者
職種営業・販売・サービス職
業種情報通信・インターネット
社員規模1000人以上

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invoiceAgent

ウイングアーク1st株式会社

3.9

9

  • 帳票種別制限なし&OCR活用で、電子も紙も取引先ごとにバラバラ届く書類を一元管理
  • 帳票の自動分割/仕分けで帳票配信・保管・検索が効率化&セキュリティ担保を実現
  • 自社も取引先も電帳法・インボイス制度への対応が可能に!JIIMA認証取得で安心

製品詳細を見る

ユーザーレビュー

総合評価

3.9

powered byITreview

単体で使うより外部との連携で真価を発揮する仕組み

3.5

投稿日:

良いポイント

もともと、電子帳簿保存法改正に合わせて導入を決めましたが、これらに関する機能が充実していて助かります。特に、『文書を管理する』という一連の機能は、逆にこれがなければ、どうやって、証憑ファイルの健全性を証明するのか分からないレベルです。また、タイムスタンプとの連携のおかげで、保存要件を満たすファイルが簡単に保存出来ます。おそらく、セキュリティ管理がしっかりしているので、タイムスタンプがなくても改ざんがないことを示せそうですが、監査的にグレーになる可能性がありますので、運用と合わせた証憑が残せるのは良いですね。実運用上では、このアプリを操作して保存するのではなく、ブリッジ機能を使った外部システムとの連携こそ真価を発揮するようです。弊社の場合、全社ポータルサイトで各担当者から受け付けた証憑ファイルに、会計システムのマスタ情報から取得した取引先名を付与して保存するようにしましたが、ありがちな『各利用者に登録させたら社名がバラバラになって検索出来ない』という悲劇が起きませんでした。

改善してほしいポイント

アプリの画面は『機能の多いエクスプローラー』といった感じで、ファイル管理ツールに機能アイコンが多数、並んでいるようなものですが、フォルダやファイルがある前提で、そこから登録と検索の両方が出来るようになっているので、むしろ、登録と検索、それぞれに特化した画面があったほうが分かりやすいと思っています。確かに、文書管理=キャビネット的な発想は分かりますが、ツリー型のフォルダ構造表示は、分かる人にしか分かりづらく、また、それを設定する方も、どういう形にしたら分かりやすいのか、色々と悩みどころが多いです。登録や検索といった動作には、その目的がありますので、それらの目的に特化した画面が簡単に作れると良いなと思います。また、利用者のロール設定はセキュリティ上、必要な機能ですが、実際の画面がどう変わるか、シミューレーションできると良いなと思います。『経理部門の一般の人の画面』といった感じで、ロール設定に合わせた画面構成が分かると、管理上も、また説明など、色々な面が楽になると思います。


非公開ユーザー
IT管理者
職種社内情報システム(CIO・マネージャ)
業種油脂加工・洗剤・塗料
社員規模100-300人未満

電子帳簿保存法に最適な文書管理ツール

4

投稿日:

良いポイント

当該製品を利用することで、電子帳簿保存法に準拠した文書管理が容易に実現可能であることである。特に既存のワークフローからドキュメントを連携し、保管することも容易であるため、既存システムへの大きな修正がなく文書の電子保管が可能になった。また、SVFと連携することにより、既存の紙で顧客に提供していた帳票を電子発行し、かつ電子保管が出来る点が採用に至った。

改善してほしいポイント

・格納ドキュメント数が大量となる場合のパフォーマンス面について継続的に改善を依頼したい。・タイムスタンプの押印タイミングについて、もう少し詳しく説明が欲しかった。(何秒おきの押印というのが1ファイルに押印するのに何秒という部分)


非公開ユーザー
導入決定者
職種社内情報システム(企画・計画・調達)
業種銀行
社員規模1000人以上

文書/図面管理に役立っています

4.5

投稿日:

良いポイント

文書/図面の種類がかなり多くあり、保管するフォルダが多岐に渡るので、以前のシステムでは使用者の登録ミスも多くありました。InvoiceAgentでは、文書定義の設定や振り分けの設定が細かく行えるため、使用者は特定のフォルダに入れるだけで自動的に対象フォルダへ入るようになり、ミスが大幅に減りました。また、web APIを使うことで、他システムから目的の図面ファイルにアクセスすることができ、図面参照の効率が飛躍的にあがりました。機能追加や改修についても、他数のユーザから要望があれば、こまめに対応してくれるため、導入開始後の更新によって、より便利になった部分が多数あります。

改善してほしいポイント

一括で処理する機能(レビューの一括承認など)が追加されると非常に良いと思います。ただ、セキュリティ面との兼ね合いもあるため、一括処理の有効無効を管理者設定で切り替えられるなどできれば、さらに便利になると思います。


非公開ユーザー
IT管理者
職種社内情報システム(CIO・マネージャ)
業種電気・電子機器
社員規模300-1000人未満

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ASTONE

アステック株式会社

  • 製造業の中小企業向けに開発した製造DXの導入製品
  • kintoneを活用することによりローコストで開発を行い、拡張性もあり。
  • 各製造に必要な機能を持しているため簡単に導入できる。

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ユーザーレビューランキング

順位製品名概要
1
SVF Cloud
SVF Cloudは、累積社数32,900社※を超える帳票基盤ソリューション「SVF」の機能を手軽かつ安価に利用することができる、帳票の作成と出力ができるクラウドサービスです。

帳票レイアウトと、各種クラウドサービスやユーザーアプリケーションなどのデータを組み合わせて、帳票を作成。現場のあらゆるニーズに応える美しい帳票を作成、多様な出力・配信方法に対応します。

|SVF Cloudの2つのモデル
  1. SalesforceやServiceNowのような特定のクラウドアプリケーションユーザー向けの帳票クラウドサービスモデル
  2. 連携インターフェースを提供することでクラウド、オンプレミスを問わず必要な業務システムからの印刷出力を実現するモデル

※パッケージ版とクラウド版の合計値(2023年2月末)
※出典元:株式会社デロイトトーマツミック経済研究所 「帳票設計・運用製品の競合調査2022年度版」(帳票運用製品)



2
freee会計
freee会計は、会計、経費精算、ワークフロー、請求管理、債権債務管理が一つのシステムで実現可能は収集・計算・レポートまでシームレスにつながる統合型会計システムです。
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3
invoiceAgent
invoceAgent(インボイスエージェント)は、電子取引から文書管理までがオールインワンのソリューションです。
請求書、納品書、検収書、などあらゆる商取引に関わる帳票の送受信から管理までを一括で行えます。
 
|invoceAgentでできること
・文書の受領、配信、保管をワンプラットフォームで一元管理
・請求書等の郵送業務の電子化で業務効率化&コスト削減
・図面や社内文書をセキュアに、かつリアルタイムで共有
・電子帳簿保存法、インボイス制度、Peppol対応

「電子帳簿保存法」対応のシステムは必要? まだ間に合う? 気になる疑問、対策手段を分かりやすく解説

2024年1月より、電子帳簿保存法における「電子取引における電子データの保存」が完全義務化されました。企業は電子取引を行った電子データに関しては「電子データのまま保存“しなければならない”」ことになります。一方、紙の書類に関しては電子化して保存しやすくなってもいます。 書類の電子保存にはさまざまなメリットがある一方で、「結局どうすればいいのか」と多くの不安や疑問もあるでしょう。 本記事では、電子帳簿保存法の基礎から、よくある疑問の確認、そして電子帳簿保存法に対応したシステムの選び方までをご紹介します。 「自社に合う製品が分からない」 「時間をかけず効率的にサービスを […]

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