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CRMアプリとは? 導入メリットと顧客管理の注意点、業界別の特徴と選び方|おすすめCRM 15選(無料版あり)

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ITセレクト編集部

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ビジネスの世界で競争が激化する中、顧客関係管理(CRM)は重要な存在になっています。顧客管理を行い、コミュニケーションの効率化をサポートするCRMアプリは、顧客との関係性を高め、ビジネス成長を図るために欠かせないIT製品として多くの企業が導入を進めています。しかし、数あるCRMアプリの中から自社に合ったサービスを選ぶこともまた簡単ではありません。

本記事では、CRMアプリの基本知識から導入メリット、業界別の特徴と選び方までを網羅的に解説し、ビジネスに最適なCRMアプリの選定をサポートします。

CRMアプリの基礎知識

CRM(Customer Relationship Management)は、企業が顧客関係を管理し、強化するプロセスのための重要なIT製品/ITツールです。CRMの基礎知識を押さえることで、営業活動やマーケティング活動の効率を大幅に向上させることが可能となるでしょう。以下に、CRMアプリの種類や機能について詳しく説明します。

CRMとは?

CRMとは、顧客関係管理(Customer Relationship Management)を指す概念であり、顧客との関係を強化するための戦略やツールの総称です。企業はCRMを活用することで、顧客のニーズを効率的に把握し、適切なマーケティングやサービス提供のアプローチを効果的に取れるようになります。これにより顧客満足度を向上させ、長期的なロイヤルティの向上が期待できます。

具体的には、CRMシステム/CRMアプリを使用することで、顧客の購入履歴や問い合わせ履歴を一元管理し、パーソナライズされたサービスを提供することが可能になります。これにより顧客満足度を高め、リピート購買の促進、クロスセル、アップセルの機会を増やす成果が期待されます。クロスセルとはいつも購入している商品やサービスとともに関連するものも組み合せて追加購入してもらうこと、アップセルとはいつも購入している商品やサービスよりも上位/高価なものを購入してもらうことです。これらは、顧客が過去に購入した商品に基づいて特別な割引や新製品の案内をするなどのアプローチで実現できます。

CRMは単なる顧客情報の記録、保管に留まらない、企業が持続的に成長するための重要な戦略的ツールです。CRMを効果的に活用することで、営業プロセスの効率化、マーケティング活動の最適化、顧客サポートの質の向上が実現できます。これにより、企業全体の生産性が向上し、競争力を強化していくための基礎・基盤を整えられます。

CRMの代表的な機能

CRMには様々な種類があります。以下に、CRMで行える代表的な機能の種類をご紹介します。

機能種類 機能の詳細
顧客データ管理(顧客管理) 顧客の基本情報や履歴、取引履歴などを一元管理するツール
営業支援 営業活動をトラッキングし、セールスパイプラインを視覚化する機能など
マーケティング自動化 マーケティングキャンペーンの計画、実行、追跡などを支援する
顧客サービス支援 顧客の問い合わせやサポートリクエストを効果的に管理するための機能
分析とレポート データ分析や報告を通じてビジネスのパフォーマンスを理解し、意思決定をサポートする

CRMアプリの導入メリット

CRM(顧客関係管理)アプリは、現代のビジネス環境において重要な役割を果たしています。

  • 顧客情報を中央管理できる
  • 営業プロセスを最適化できる
  • 営業活動を緻密にパーソナライズ化できる

CRM(顧客関係管理)システムの導入によって顧客情報を一元管理することができます。顧客情報が統一されていれば、どの部門、どの部署の担当者も統一された正確な情報を確認でき、そして最新の顧客状況を把握できます。これは、他の担当者による過去のやり取りや、自身が担当ではなかった時代の購入履歴なども含まれ、これらを網羅的に判断した上で「今、現在」の顧客のニーズに合わせた対応ができます。客が望む適切な対応を行うことで、顧客対応の効率化と質の向上に大きく寄与します。

同時に、CRMシステムはチーム間の情報共有も円滑にします。すべての担当者が共通のプラットフォームで情報を閲覧、そして更新できるため、情報の最新性、確実性、網羅性、そしてチーム内のコミュニケーション性が強化されます。例えば、営業担当がアップデートした顧客情報をカスタマーサポート担当がリアルタイムで確認し、より適切に顧客フォローを行う、といった連携の強化が期待できます。

これらによって、CRMは顧客満足度の向上に大きく寄与します。顧客が「大切にされている」と感じられるようなパーソナライズされたサービスを提供できるからです。例えば、顧客が以前に購入した商品に関する問題を迅速に解決したり、過去に興味を示した商品に関する情報を提供するなど、CRMで得られた情報をベースに「一歩先ゆく/期待以上」の活動ができます。継続的なビジネス関係を築く基礎である、顧客の信頼とニーズを的確に満たし続ける体制が整います。

顧客情報を中央管理できる

CRMを導入することで、顧客の連絡先情報、購買履歴、対応履歴などの情報を一元管理できます。

これにより、異なる部門や担当者が同じ情報を共有し、顧客へのアプローチ力の最大化と「活動の見える化」を実現できます。

営業プロセスを最適化できる

営業プロセスを管理・トラッキングし、営業活動の効率化も期待できます。

例えば、リードの追跡、見込み客の管理、営業担当者の活動の透明性が向上し、効果的な営業戦略を構築できます。

営業活動を緻密にパーソナライズ化できる

CRMの活用により、顧客個別の行動履歴や好みに基づいてパーソナライズ化したマーケティング活動を実施できるようになります。

ターゲットを絞り込んでメッセージを配信し、顧客の関与を高めるといった戦略をとれます。

参考おすすめ記事:「名刺のデジタル化」は簡単にできるDXの第一歩|無料で始められる名刺管理ソフト 5選

CRMアプリ導入時の注意点

CRMを導入する際には、事前に導入の目的や目標を明確にすることが重要です。導入の目的が不明確だと、システムが持つ全ての機能を生かしきれず、効果を最大化することが難しくなるためです。

例えば「顧客満足度の向上が目的」であれば、顧客のフィードバックを収集しやすい機能に重点を置くなど、目的に合致した機能を選ぶことが求められます。目的や目標を明確にすることで、CRMシステムの効果を最大限に引き出し、企業全体での導入効果を高めましょう。

また、CRMの導入は段階的に行うことも勧められます。一度に全機能を導入/刷新すると、従業員が新しいシステムに慣れるまでに時間がかかり、業務効率が低下するリスクはIT製品導入の現場でよく語られます。例えば、まず営業部門だけでCRMを試用し、次に他の部門へと展開していくことで、スムーズな移行を図れる可能性が高いです。

CRMシステムの導入を成功させるためには、やはり、明確な目的と期待する成果を実現するための計画が不可欠です。「自社の要点、目標」を明確に設定し、段階的に導入を進めていきましょう。

CRMアプリ(顧客管理システム)のタイプと特徴

CRMアプリにはさまざまなタイプがあり、それぞれの業界やビジネスに対応した特徴を持つものも多くあります。ここでは、主要な業界向けの顧客管理アプリの特徴を解説します。

営業向けCRMアプリの特徴と選定ポイント

営業向け顧客管理アプリは、営業活動を効率化し、顧客との関係を強化するため機能を重視しています。営業活動には多くの顧客情報とタスクが伴いますが、それを効果的に管理することで、営業効率を大幅に向上させることができます。このアプリケーションを活用することで、データの一元管理や状況の可視化が容易になり、効果的な営業戦略を立てることが可能になるでしょう。

営業向け顧客管理アプリの具体的な機能としては、

  • 営業・商談進ちょくの管理
  • 顧客とのコミュニケーション履歴の記録
  • リード(見込み客)の追跡
  • タスクの割り当て

などがあります。これらを活用することで、営業担当者は効率的に行動でき、優先順位を正確に把握することが可能になります。例えば、進ちょく状況をリアルタイムでチェックし、重要なフォローアップや連絡先の管理をスムーズに行えます。そのため、多忙な日々の中でももれなく確実に営業活動を進めることができます。

選定ポイントの1つとして、営業担当者、チームや部署、上司/セールスマネージャーも含めて営業活動の進ちょくやリード育成状況を含め、顧客情報のステータス/補佐情報の更新をできるだけ楽に、かつ正確に、リアルタイムに行えるか──があります。

営業向け顧客管理アプリは、営業活動の効率を大幅にアップさせ、顧客との関係性を強化し、ビジネスの成功に貢献するための強力な顧客管理ツールとなるでしょう。

ECサイト向けCRMアプリの特徴と選定ポイント

ECサイト向けのCRMアプリは、業務に沿った特有の機能を備えることが非常に重要です。ECサイトでは日々大量の顧客データが収集され、その管理の仕方次第で業務効率、そして売上に直結するからです。

必要とされる機能には、購入履歴、閲覧履歴、カート放棄、リターゲティングなどが挙げられます。これらの機能によって顧客の興味や行動(閲覧履歴など)を詳細に把握することで、個別のマーケティング施策を実施する戦略などが可能となります。

具体例の1つとして「顧客が何を購入し、どのページを閲覧し、どの商品をカートに入れたのか/あるいは放棄したのかを詳細に追跡する機能」があります。この情報はリターゲティング広告やメールマーケティングキャンペーンの際に非常に有効で、次に購入を促すための具体的なアクションにつなげることができます。

このパーソナライズされたアプローチは、顧客満足度を大幅に向上させるため、リピーターの増加にも寄与します。個々の顧客に合わせたクーポンや特典を提供することで、顧客のロイヤリティを高めることが可能です。ECサイト向け顧客管理アプリのキー機能は、単なるデータ管理だけでなく、それを活用して具体的なマーケティング施策へとつなげられるツールであることが求められるでしょう。

飲食店向けCRMアプリの特徴と選定ポイント

飲食店向けCRMアプリは、飲食店の特性に応じた機能が組み込まれています。飲食店には予約管理、テーブル配置、メニュー管理など特有の必要性とともに、それに対応するための機能が求められるでしょう。

具体的には、予約管理システム、テーブルマネジメント、顧客の過去の注文履歴を記録する機能は必須となるでしょう。これらの機能により、顧客の要望や好みを正確に把握でき、顧客サービスの向上と業務の効率化を図ることができます。

予約管理システムは、顧客がオンラインで予約を簡単に行えるようにし、空席情報のリアルタイムでの更新やキャンセル管理もスムーズに行えます。これにより電話予約の手間が省け、スタッフが他の業務に集中できる環境も整います。

テーブルマネジメント機能は、来店時に最適なテーブルに案内するための配置管理を支援し、顧客の待ち時間を最低限に抑えられます。顧客満足度が向上し、リピーターの増加につながることでしょう。

特に重要なのは「顧客の過去の注文履歴を正確に記録する」機能です。常連客の好みやアレルギー情報の把握は極めて重要です。また、よりパーソナライズされたサービスを提供できます。これにより、顧客は特別な扱いを受けていると感じることができ、顧客ロイヤリティの向上が期待されます。

ょう。

コールセンター向けCRMアプリの特徴と選定ポイント

コールセンターでは多くの問い合わせを効率よく処理する必要があります。対応する顧客の情報が散在していたり、あやふやであったりしては、迅速かつ的確な対応は難しくなります。

CRMアプリによる「顧客情報の一元管理」により、オペレーターは常に最新の、正しい顧客状況や履歴を確認できます。例えば、顧客が過去にどのような問い合わせをしていたのか、どのような問題が発生していたのかといった情報も的確に把握できるため、再度問題が発生した際もスムーズに対応することができるでしょう。顧客情報の一元管理は、コールセンターの効率と顧客満足度を向上させる重要な要素です。

さらにコールセンター向けCRMアプリは、オペレーターのパフォーマンス管理にも役立ちます。CRMアプリを活用して、個々のオペレーターの応対状況や顧客対応の履歴を詳細に管理・分析することで、パフォーマンス改善のためのフィードバックを提供できます。例えば、応対速度や解決率、顧客満足度のスコアなどのデータを収集・分析することで、管理者はどのオペレーターがどのような対応を行っているのかを把握しやすくなります。これらを指導やトレーニングにつなげることも可能です。

不動産業向けCRMアプリの特徴

不動産業向けCRMアプリは、顧客管理にまつわる「契約プロセスの効率化」が期待する成果になるでしょう。

不動産業界は契約手続きが複雑で、多くの書類や情報の正確な管理が求められます。顧客情報の整理から、契約書の管理などまで、多岐にわたる顧客対応が含まれるため、手作業/アナログな方法のままでは、その対応に多くの時間と労力がかかります。専用のCRMアプリを活用することで、これらの業務を効率化し、労力を大幅に削減することができます。

例えば、不動産業に特化した機能を備えるCRMは、不動産物件の検索や比較、価格査定、契約書の自動生成などの機能も備えています。これらの機能により、不動産業務全般のスピードと効率を大幅に向上させることが期待できます。顧客とのコミュニケーションも含めて顧客情報を一元管理することで、取引の透明性が増し、また顧客満足度も高められます。

業界別おすすめCRM 15選

(製品名 abcあいうえお順/2024年7月時点)

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coorum(営業/統合型)

製品概要、特徴 ロイヤル顧客の育成、蓄積、分析で顧客起点のマーケティングを支援するロイヤル顧客プラットフォーム
対応業種 営業担当者向け
初期費用 要問い合わせ
月額費用 ・ライトプラン:要問い合わせ
その他料金プラン ・スタンダードプラン:要問い合わせ
・エンタープライズプラン:要問い合わせ
無料トライアル期間 公式サイトから無料デモの申し込みが可能
スマホ対応 〇(作成したコミュニティのアプリ作成が可能)
ベンダーのWebサイト https://coorum.jp/

F-RevoCRM(営業/総合型)

logo

統合型顧客管理システム「F-RevoCRM」

シンキングリード株式会社

4.3

6

  • 多様化、デジタル化する顧客接点に対応できる
  • 業務フェーズや担当部署にとらわれず顧客情報を一元管理できる
  • OSSがベースのためお客様のご要望に沿った柔軟な追加開発・改修も対応可能

製品詳細を見る

GMOおみせアプリ(ECサイト向け)

製品概要、特徴 ポイントカードや会員証のアプリ化が可能なアプリ制作サービス
対応業種 ECサイト向け
初期費用 要問い合わせ
月額費用 ・Lightプラン(3店舗まで):月2万2000円(税込)〜
その他料金プラン ・Standardプラン(9店舗まで):月5万5000円(税込)
・Enterpriseプラン(無制限):要お見積もり
無料トライアル期間 なし(無料導入相談、デモンストレーションが可能)
スマホ対応
ベンダーのWebサイト https://gmo-app.jp/

inspirX/Virtualex iXClouZ(コールセンター向け)

logo

inspirX/Virtualex iXClouZ

バーチャレクス・コンサルティング株式会社

  • コールセンター運営経験から自社開発した現場目線のCRMソフト
  • 柔軟なカスタマイズ対応、外部システム連携
  • カスタマーサポート領域に詳しいスタッフによる伴走型の保守サービス

製品詳細を見る

kintone(営業/統合型)

製品概要、特徴 プログラミングの知識なし/ノーコードで業務のシステム化や効率化を実現するアプリを自身でつくれるクラウドサービス
対応業種 営業担当者向け
初期費用 0円から
月額費用 ・ライトコース:月780円(税抜)/ユーザー
(5ユーザーから契約可能)
その他料金プラン ・スタンダードコース:月1500円(税抜)/ユーザー
無料トライアル期間 30日間
スマホ対応
ベンダーのWebサイト https://kintone.cybozu.co.jp/

monday CRM(営業/総合型)

logo

monday CRM

サイバーコム株式会社

  • 営業のDX化を強力に支援(脱Excelを実現)
  • 販売前から販売後までひとつのプラットフォームで管理
  • 迅速なセットアップとシンプルな導入

製品詳細を見る

Pipedrive(営業/総合型)

logo

Pipedrive

株式会社Mer

  • 受賞歴のある圧倒的に使いやすいUI / UX
  • AIセールスアシスタント
  • ノーコードでカスタマイズ

製品詳細を見る

Salesforce Sales Cloud(営業/統合型)

製品概要、特徴 信頼性の高いセールス向けの予測AIと生成AIを使って、営業効率を高められるCRM/SFA
対応業種 営業担当者向け
初期費用 0円から
月額費用 ・Starter:月3000円(税抜)/ユーザー
その他料金プラン ・Professional:月9600円(税抜)/ユーザー
・Enterprise:月1万9800円(税抜)/ユーザー
・Unlimited:月3万9600円(税抜)/ユーザー
・Unlimited+:月6万円(税抜)/ユーザー
無料トライアル期間 30日間
スマホ対応
製品詳細ページ https://itselect.itmedia.co.jp/product/55/

Sanka(営業/総合型)

logo
  • 20以上のアプリが散らばった業務を一元化。IT管理にかかる時間と費用を大幅に削減
  • アプリ連携やワークフローを自由にカスタマイズ。自社ニーズにピッタリな形でDXを推進
  • 10年以上の経験を持つプロフェッショナルが導入支援、コンサル、開発サービスを提供

製品詳細を見る

sonr(営業/総合型)

logo

コミュニケーションツール
「SONR」

マーケティングユニット株式会社

4.7

19

  • みんながつかえる!ディスカッションボード
  • 確認ボタンでタスク確認と情報共有がラクラク!
  • 低価格で提供可能なクラウド型コミュニケーションツール

製品詳細を見る

いえらぶCLOUD(不動産業向け)

logo

いえらぶCLOUD

株式会社いえらぶGROUP

4

1

  • 不動産業界の幅広い業務を一気通貫でオンライン化できる使いやすさ。
  • 毎週高頻度で行われるアップデートが支持され、利用社数は15,000社を突破。
  • リアルタイムのポータル連動、LINEやチャットなどの自動追客機能。

製品詳細を見る

学会バンク(学会/研究会向け)

logo

学会バンク

マーカーネット株式会社

  • 学会最新情報の確認や個人情報の更新など、さまざまな機能を一元化したサービスです
  • 学会運用に必要な基本機能はすべて「無料」でご利用いただけるサービスです
  • 一つのアカウントでご所属の複数学会に簡単にアクセスできます

製品詳細を見る

トレタ予約台帳(飲食店向け)

製品概要、特徴 20以上のグルメサイト、10以上のPOSとシステム連携可能な飲食店、レストラン向けの予約管理システム
対応業種 飲食店向け
初期費用 要問い合わせ
月額費用 要問い合わせ
その他料金プラン 要問い合わせ
無料トライアル期間 なし
スマホ対応
ベンダーのWebサイト https://toreta.in/toreta-daicho/

ボイス治療院(治療院向け)

logo

ボイス治療院

株式会社グルーパー

  • 声やカメラで入力するから、らくらくペーパーレス
  • 患者様マイページによりリピート来院につなげます
  • 柔軟なカスタマイズ!貴院の業務にシステムを合わせます

製品詳細を見る

CRMアプリの選定ポイント

CRMアプリは現代のビジネスにおいて必要不可欠なツールとなっています。しかし、数多くの製品が市場に存在する中で、どのCRMアプリを選ぶべきか迷うことも多いでしょう。ここでは、CRMアプリを選ぶ際の重要なポイントを解説します。

洗練されたCRMアプリを選ぶことで、企業は顧客満足度を向上させ、業務効率を劇的に改善することが可能です。以下に挙げるポイントを参考に、自社に適するCRMアプリを選定していきましょう。

  1. ビジネスニーズの特定
  2. 機能性の評価
  3. 拡張性と柔軟性
  4. 互換性と統合性
  5. コストとROI(投資収益率)

(1)ビジネスニーズの特定

CRMアプリを導入する際には、まず自社のビジネスニーズを特定することが重要です。ビジネスニーズを明確にすることで、適切な機能を持つCRMアプリを選ぶことができ、効果的に活用できます。また、無駄なコストを避けることができます。

例えば、営業部門が主に利用する場合、リード管理やセールスパイプラインの可視化が重要です。一方、カスタマーサポートが中心となる場合は、問い合わせ管理機能が重視されます。自社の業務プロセスや目標に合わせたCRMアプリを選び、ビジネスニーズにしっかりと対応できるようにしましょう。

(2)機能性の評価

それぞれのCRMアプリには異なる特徴や機能があり、自社の業務プロセスに最適なものを選ぶことで、業務効率を大幅に向上させることができます。例えば、営業向けのCRMアプリでは、見込み客の管理やスケジュール調整、提案書の作成機能などが求められます。一方、ECサイト向けのCRMでは、顧客の購入履歴や行動分析、カスタマーサポート機能が重要です。適切なCRMアプリを選ぶためには、まず自社の業務内容に合った必要な機能をリストアップし、それに基づいて各アプリを評価することが重要です。

(3)拡張性と柔軟性

CRMアプリの選択において、拡張性と柔軟性の観点も重要です。ビジネスが成長すれば、新たなニーズが生じたり、機能追加が必要になるためです。例えば、最初は基本的な顧客管理機能だけ利用していたが、後にマーケティングオートメーション機能や分析ツールを追加する場合があります。初期導入時に全ての機能をそろえるのは難しいため、後から機能を追加できればより安心。SaaS型製品は特に料金プランを変更したり、オプションを選ぶだけで機能をすぐ追加できる柔軟性が魅力です。

拡張性と柔軟性が高いCRMアプリを選ぶことで、このような将来的なニーズへ柔軟に対応できるようになります。特に異なるチーム間の関係性を強化し、さまざまな業務フローに適応する能力を持つアプリケーションを選定することが重要です。

さらに、AIや機械学習などの高度な技術も将来的に活用することで、顧客データの精度を向上させ、より効果的なマーケティング施策や営業活動を行うこともできるでしょう。CRMアプリの選定において、今後の自社のビジネス成長を見越した拡張性と柔軟性も備えた製品であるかどうかもポイントに据えておきましょう。

(4)互換性と統合性

CRMアプリの互換性と統合性は、他のツールやシステムと連携する際に重要です。他の業務ツールと連携できるCRMアプリを使用することで、データの一元管理や業務の効率化が図れます。

例えば、CRMアプリで管理する情報が、会計ソフトやメールマーケティングツールと連携できない場合、取引情報や顧客コミュニケーションの履歴を手動でコピーする必要が出てくるかもしれません。ヒューマンエラーのリスクが増え、業務効率が低下するのではいけません。CRMアプリを選定する際には、既存のシステムとの互換性、あるいはデータの連携/統合性の観点を確実に確認しましょう。

(5)コストとROI(投資収益率)

IT製品の導入において、資源の有効活用を図り、投資効果を最大化するために、コストとROIのバランスを考慮することも忘れてはなりません。

ROI(Return On Investment)とは、投じた費用に対して、どれだけの利益を上げられたかを示す指標のことです。例えば、安く導入できるCRMアプリを選んでも、そこで得られる効果が低ければROIは低くなります。一方、有料/高額なCRMでも、それが売上の増加や顧客満足度の大きな向上として成果を出せるならば、高いROIを期待できます。

CRMアプリの選定時には、コスト単体だけでなく、投資に対する見返りを詳細に評価することが成功につながります。

このため、IT製品の導入は、単に初期費用や月額費用だけに目を向けるのではなく、導入によって長期的にどれだけの価値を提供するかの観点も踏まえて選定していきましょう。ROIを最大化するためには、導入前に自社のビジネスニーズを明確にし、具体的な目標と合致するものを選ぶことが不可欠となるでしょう。導入後の運用方法やフォローアップも含めた総合的な評価も必要です。

製品の選定においてはこれらとともに、製品ベンダー担当者とのコミュニケーションとサポート体制について、導入時の疑問や運用中の問題を迅速に解決できる体制も忘れずに整えておきましょう。

CRMアプリで営業活動の効率化と深化を実現しよう

CRMアプリの適切な導入と活用により、顧客満足度を大幅に向上させることができます。適切なCRMアプリを導入することで、一貫した顧客情報の管理が可能になり、顧客個々のニーズに対応したパーソナライズされたサービスを提供することが容易になります。こうしたサービスは顧客の期待を超えることができれば、顧客満足度が向上し、リピート購入や顧客のロイヤリティの醸成につながります。

CRMアプリの選定にあたっては、数ある中から自社のビジネスニーズに適したものを絞り込み、それらの機能を最大限に活用する自社の姿が「見える」ことが鍵となります。

「自社に合うIT製品・サービスが分からない」「時間をかけずに効率的にサービスを検討したい」というご担当者様は、ぜひITセレクトのコンシェルジュサービス(無料)までお問い合わせください。適切なIT製品・サービスのご紹介や各種資料を分かりやすくご提供します

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